違法薬物4種使用容疑の“韓国元大統領の孫”、一審で執行猶予付き判決…SNSで一家の犯罪を暴露

2023年12月23日 社会

全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の孫、チョン・ウウォン(27)が麻薬投薬の疑いで裁判にかけられたなか、一審で懲役刑の執行猶予を言い渡された。

【写真】元大統領・全斗煥とは?

12月22日、ソウル中央地裁・刑事合議24部では、麻薬類管理に関する法律違反(向精神薬)などの疑いで裁判にかけられたチョン・ウウォンに懲役2年6カ月、執行猶予4年が言い渡された。併せて保護観察3年、120時間の社会奉仕活動、80時間の薬物治療講義、266万ウォン(約29万円)の追徴金も命令された。

裁判所は「被告人は今になって非常に悔いていると見られるが、当時は特別な罪意識がなかったと見られる」とし、「幻覚に陥り、異常行動を配信したことは、意図が何であれ模倣犯罪を招き、社会に危険を及ぼす行為であり、罪質が非常に不良だ」と伝えている。

続けて「ただし、事実上、自首に準ずる程度で捜査に協力し、反省している点、周辺人物と断絶を誓って絆を形成したことなどを見た時、どのように処罰するかを考慮した」として、「健康な社会生活を送る機会を付与するものの、国家の監督の下で行う義務を課し、執行猶予を宣告する」と明らかにした。

チョン・ウウォン
チョン・ウウォン

なお、チョン・ウウォンは昨年11月から今年3月にかけて、アメリカでMDMA、LSD、ケタミン、大麻の4種を使用した疑いなどで、今年9月に在宅起訴された。裁判所は、チョン・ウウォンの供述以外に証拠がない、一部の大麻喫煙は無罪と判断した。

チョン・ウウォンは3月からSNSで一家の犯罪疑惑を暴露し、注目を集めた。そして帰国後には光州(クァンジュ)を訪ね、全斗煥政権時に市民の民主化要求行動に武力を行使した5・18光州民主化運動の遺族に繰り返し謝罪したりもした。

このような点を考慮した一部の市民団体は、チョン・ウウォンへの善処を求める嘆願書を提出した。しかし、裁判所は「政治的脈絡から入ってきた多くの嘆願書は考慮せず、事件自体に対してだけ見たもの」と明らかにした。

【画像】首根っこ掴まれ…現ファーストレディーが犯罪者のように逃走したワケ

【写真】岸田首相と大違い…韓国大統領が“ノーバン始球式”でご満悦

宮脇咲良の誕生日を祝う掲示物が“旭日旗”を連想させると韓国で非難の的に

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集