人気作家なら月500万ウォンは稼げる韓国ウェブ漫画のお金の話

2019年06月30日 社会 #漫画

漫画家は「食べていけない職業」と思われ、避けられてきた韓国。しかし最近、ネット媒体の漫画である「ウェブトゥーン(Webtoon)」が盛んになるにつれ、ウェブトゥーン作家志望者が急増している。

人気ウェブトゥーン作家になれば、莫大な収入を得るのはもちろん、バラエティ番組などにも引っ張りだこ。中では芸能人顔負けの人気を誇る作家もおり、“ウェブトゥーン作家”という職業が羨望の眼差しを注がれるようになったのだ。

しかし、人気作家への道は決して平坦なものではない。

現在韓国の大手ポータルサイトNAVERの場合、12万人以上の作家志望者が無収入で活動している。その中でファンを増やし、わずかながら広告収入を得ている人は約2000人。さらに倍率800倍ほどの狭き門を突破すればデビューのチャンスを得られるが、すでに活動中の作家たちと競争し勝ち抜くことは非常に厳しい。

『女神降臨』の作者yaongyi(写真提供=NAVERウェブトゥーン)

原稿料以外も収入源は様々

ウェブトゥーン作家の収入源は、大きく4つに分けられる。1つ目は「原稿料」だ。

2015年に文化体育観光部が発表した報告書によると、NAVERやDaumなどのポータルサイトの場合、新人作家は月120~200万ウォン、中堅作家は月280~320万ウォン、人気作家は月500~600万ウォンの原稿料をもらっている。作品の話数、カット数、アクセス数、コメント数などを基準に定期的に原稿料を調整するサイトもあれば、最初から支払額が決まっているサイトもあるそうだ。

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