韓国の新型コロナ新規感染者が初めて40万人を突破した。
中央防疫対策本部は3月16日0時基準で、新規感染者は40万741人が増え、累計762万9275人になったと明らかにした。新規感染者は前日（15日）の36万2329人よりも3万8412人増えている。
そして同日集計された重症患者は1244人で、前日（1196人）よりも48人増加。死亡者は164人で、1日あたりの死亡者が300人に迫った前日（293人）よりも大きく減り、200人を下回った。累計死亡者は1万152人で累計致死率は0.14%だ。
過去最多を更新したが、新型コロナの感染病等級は1級から下方修正されるものと見られる。
【話題】韓国で“葉っぱ”1枚が10万円以上で取引されているワケ、専門家は警鐘を鳴らす
キム・ブギョム首相は16日、政府世宗庁舎で開かれたコロナ19中央災難安全対策本部会議で、「防疫当局は日常的医療体系でもコロナ対応ができるよう、現在“1級”に指定されている感染病等級を、変化した状況に合わせて調整する案を医療界とともに論議してほしい」と述べた。
1級感染病は致死率が高い、もしくは集団発生の憂慮が大きいため、直ちに通報や陰圧隔離のような高い水準の隔離が必要な感染病だ。
韓国では現在、新規感染者が40万人台に達しているが、治療などが町の病院で行われている現在の対応体系を鑑みると、1級感染病に分類するのは現実的ではないという指摘が出たためだ。
キム首相は、「オミクロン株の拡散傾向がピークに達したようだが、専門家たちはまもなく過ぎるものと予測する」とし、「医療現場から恐れを吹き飛ばし、変化に参加してほしい」と伝えた。
なお、今週末で終了予定の「距離を置く調整案」については、18日に同会議で決定するとした。
■韓国高校生の“黒人コスプレ”を非難したガーナ出身タレント、「韓国の人種差別」を語る
前へ
次へ
