“ウィズコロナ”を始めた韓国、重症者数の増加が続く…「60歳以上のブレイクスルー感染が拡大」

ワクチン接種率が上がり、政府が11月1日から段階的な日常回復を目指す“ウィズコロナ”を始めた韓国だが、重症者が継続的に増えている。

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今年上半期にワクチン接種を終えた60歳以上の高齢層でワクチンの効果が低下し、ブレイクスルー感染が拡大している状況だ。

韓国中央災害安全対策本部クォン・ドクチョル1次長(保健福祉部長官)は11月12日、「段階的な日常回復の第1段階に入ってから10日が経過した今、重症者数が475人で最高値を記録している」と明らかにした。

クォン1次長は同日、中央災害安全対策本部の会議で「一日平均の新規感染者数が2000人を超え、60歳以上の感染者が増えているため」とし、「今年上半期にワクチン接種を完了した60歳以上の高齢層で接種効果が弱まりながら、ブレイクスルー感染が拡大している」と説明した。

新型コロナの重症者数は11月6日に411人と集計され、8月末以降で初めて400人を超えた。11月6日から12日までの推移は、411人→405人→409人→425人→460人→473人→475人で、明らかな増加傾向を見せている。

クォン1次長は「療養病院と療養施設の集団感染が大きな問題となっている」とし、「療養病院および施設の運営者たちは、進んで早急な追加接種と徹底した防疫管理に積極的に力を入れるようにお願いする。国民の皆さんも安全な面会のために、ぜひワクチン接種後に訪問するようにしてほしい」と呼びかけた。

またクォン1次長は「今後、段階的な日常回復という新しい道で予期せぬ様々な危機に直面する可能性がある」とし、「流行状況は来週実施される大学修学能力試験と忘年会などで、さらに悪化する可能性がある」と説明した。

彼は「政府および防疫当局は医療対応能力を十分に補強し、在宅治療管理体系も補完するなど、一刻一刻変化する状況に直ちに対応する」とし、「追加接種と防疫管理に万全を期しながら段階的な日常回復を続けられるように総力を尽くす」と強調した。

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