整形手術中に患者を放置して死亡させた韓国の院長に実刑判決「工場式に手術ラインを回した」

2021年08月19日 社会

整形手術中に出血した故クォン・テヒさんを放置し、死亡させた疑いで起訴された整形外科の院長チャン(52・男)氏が1審で実刑を言い渡された。

8月19日、ソウル中央地裁・刑事8単独(チェ・チャンフン部長判事)は、業務上過失致死などの容疑で起訴されたチャン氏に、懲役3年、罰金500万ウォン(約50万円)を宣告した。

裁判を受けたチャン氏は同日、法廷で拘束された。

裁判所は「被告人チャン氏などの業務上の過失で、軍服務を終えて大学復学を前にした20代の被害者が死亡する重大な結果が発生したし、遺族の痛みが非常に大きい」とし、「いわゆる工場式に手術ラインを回したことでゴールデンタイムを逃した」と叱責した。

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一緒に起訴された同僚の医師イ氏は禁固2年、執行猶予3年、罰金500万ウォンを宣告され、医師シン氏は罰金1000万ウォン(約100万円)を宣告された。看護助手チョン氏は宣告を猶予された。

ソウル中央地裁

チャン氏らは2016年9月、クォンさんの手術の過程で経過観察と後続措置をまともに行わず、出血死させた疑いを受けた。手術当時、チャン氏は他の患者を手術するという理由で、看護助手チョン氏に30分ほどクォンさんの手術部位を止血するように指示していたとされる。

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