“BTSコーヒー”がイスラム教の認証を取得、東南アジアへの輸出が加速か

2021年06月22日 社会 #食品 #BTS

BTS(防弾少年団)の姿がプリントされたコーヒー製品「hyコールドブリュー」が、ハラール認証を取得したと発表された。韓国の食料・飲料メーカー「hy」は今回のハラール認証取得を機に、東南アジア市場への輸出を積極的に拡大する方針だという。

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hyによると、「hyコールドブリューアメリカーノ」がKMF(韓国イスラム中央会)のハラール認証を受けたという。ハラール認証はイスラム教の戒律に則って調理・製造された製品であることを示すシステムで、中東や東南アジアなどイスラム文化圏への輸出のためには必須要素だ。

その中でもKMFハラール認証は世界3大ハラール認証機関の1つと言われており、韓国をはじめマレーシア、シンガポール、台湾、タイなどでも同等な効力を持つ。hyはアメリカーノのほかにも、ラテ2種に対するKMF認証を推進している。さらに世界最大のイスラム教国家であるインドネシアへの輸出に向けて、MUI(インドネシア・ウラマ評議会)の認証取得も計画しているそうだ。

(写真提供=hy)

BTSパッケージを採用した「hyコールドブリュー」は、BTSの爆発的な人気にともない、海外でも“ラブコール”を受けてきた。輸出初年度の2019年に記録した91万個を皮切りに、2020年には270万個を売り上げたという。

そして2021年の販売量は4月時点で270万個を超え、1年の半分にも満たない時点で前年の輸出量を上回っている。今回のハラール認証をきっかけに、東南アジア地域への輸出基盤を整えただけに、輸出の勢いはさらに高まる見通しだ。

hyのカン・ドンワン営業チーム長は、「hyコーヒーの海外市場拡大は、流通専門企業hyが飛躍するための新たな挑戦」とし、「製品の現地化戦略と積極的なマーケティングを通じてKフードを広めていく」と伝えている。
 

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