BIGBANGのV.Iが経営する日本ラーメン専門店、“放射能汚染疑惑”のハプニング

2018年10月07日 社会 #食品

昨年、BIGBANGのV.IがCEOを務める韓国の日本ラーメン専門店「アオリの神隠し」が、放射能汚染の疑惑をかけられるというハプニングがあった。

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韓国内で40店舗以上展開している同店は、韓国人の舌に合わせた味付けに加え、観光客に人気を博している日本のラーメン専門店「一蘭」と同じシステムを採用していることで、評判を得ている。

そんな人気店に放射能疑惑が持ち上がったきっかけは、2017年にV.Iが書き込んだインスタグラムの投稿だった。

その投稿では、V.Iがラーメンのために自らが東奔西走していることをアピール。「だし工場を訪問!(ラーメンが)さらに美味しくなる予定!」というキャプションと共に、V.Iが工場のユニフォームを着て他の職員らとポーズを取っている写真が掲載されていた。

そして「#山形県」「#庄内」という日本語のハッシュタグも付いていた(現在は削除済み)が、投稿を見た一部のネット民はハッシュタグの「山形県」がだし工場がある地域を意味するものと推測。山形県を「原発事故があった福島県に隣接する県」と説明し、「『アオリの神隠し』のだし工場は福島と近い。つまり、だしが放射能に汚染されている可能性が高い」というウワサを広めたのだ。

(写真=V.IのInstagram)

韓国は、日本以上に「日本の放射能問題」に敏感な反応を示す国でもある。 以前、日本産水産物の輸入禁止を求めて全国各地で環境団体によるデモが勃発したことや、東京五輪を「放射能オリンピック」と揶揄したことを見てもわかるだろう。

今も日韓トラブルが起きるたびに、一部では"放射能の国"とアレルギー反応を示すほどだ。 それゆえ「アオリの神隠し」の放射能汚染に関するウワサに対して、SNSなどでは「知らずに騙されるところだった」「V.Iに悪意はないんだろうけど、この人はいつも慎重さに欠ける印象があるな」「原子力のエネルギーを感じられるラーメンだったのか!」「もう絶対に、二度と行きません」という声が続出した。

しかし、一方では「アオリの神隠しのだし工場が山形県にあるなんて、V.I本人は一言も言っていない。ただ新しい調理法を学ぶために山形の工場を訪問したのかもしれない」といった意見も多々あり、同店の従業員と名乗るネット民からも「だしは我々が直接作っています」という証言が寄せられ、とりあえず騒動は収まったのである。

(写真=V.I Instagram)

現在、同店は相変わらず繁盛しているようだが、日本式ラーメンであるにもかかわらず日本産の材料はNGというのは、なんとも皮肉なものだ。

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