女性検事が「私もセクハラした」などと故ソウル市長をかばう発言で波紋…被害女性への揶揄も

2020年07月16日 社会

大邱(テグ)地検のチン・ヘウォン副部長検事(44)が、故パク・ウォンスン前ソウル市長からセクハラを受けたと訴えた元秘書女性を欺くような文章を投稿し、議論が巻き起こっている。

【注目】女子アナが故ソウル市長の元秘書に対する発言で物議

それに対して韓国女性弁護士会は、大検察庁にチン検事に対する懲戒を要請した。

韓国女性弁護士会は7月15日、大検察庁にチン検事の懲戒を要請する陳情書を送った。韓国女性弁護士会側は、「チン検事がフェイスブックに載せた文章は、検事懲戒法上の品位を損傷する発言であり、被害者への2次加害と判断した」と明らかにした。

大検察庁は陳情書の内容確認後、チン検事を監察するかどうかを決める予定だ。

「私もセクハラをした」などと投稿

チン検事は7月13日、自身のフェイスブックに「権力型の性犯罪を自首します」というタイトルの文章を投稿した。

チン検事は故パク・ウォンスン前ソウル市長と腕を組んでいる写真を公開しながら、「数年前、鍾路(チョンロ)のギャラリーに行って普段から尊敬していた方を発見しました」とし、「いきなり走っていって腕を掴む方法で、成人男性2人に同時にセクハラしました」と書いた。

(写真=チン・ヘウォン検事Facebook)故パク・ウォンスン(右)と腕を組むチン・ヘウォン検事

続いて「私がセクハラしたと言ったので、これもセクハラです。権力型マルチ性犯罪です」などと付け加えた。

チン検事が文章を投稿した日は、ソウル市庁でパク前市長の告別式が行われた日だった。当日14時、パク前市長をセクハラで告訴した元秘書側は、法律代理人を通じて記者会見を開いた。

チン検事は「現在の状態で本人が主張する内容と関連し、真実を確認する方法は世論裁判ではなく、遺族を相手に民事訴訟をして判決文を公開すること」とし、「民事裁判は記者に知らせず、静かに進行すれば2次加害、3次加害もありません」と伝えた。

また被害者の告訴と記者会見について、「告訴状の提出をマスコミに知らせ、故人の出棺日に記者会見して扇情的な証拠があると示唆し、2次記者会見を開くと予告するなど、ネットフリックスのドラマシリーズのように作り、“興行”と“世論裁判”を進行している」と指摘した。

そして「それに伴う責任は負担しないという態度を見せるのであれば、その分野の専門職従事者に懐疑と疑心を持って判断される余地がある」などと述べた。

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