韓国の又石(ウソク)大学は8月21日、鳩山由紀夫元首相に名誉経営学博士号を授与した。
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学士号授与式は全州(チョンジュ)キャンパス文化館2階のアートホールで行われ、学校法人又石学園のソ・チャンフン理事長、パク・ノジュン総長、鳩山元首相、キム・グァンヨン全北(チョンブク)特別自治道知事、ユ・ヒテ完州(ワンジュ)郡守、ユン・ソクジョン全北日報社長兼全北愛郷本部総裁、イ・ギュテク全北テクノパーク院長、ファン・ジェジョン・サムヒョングローバル会長、イ・ジュガプ完州郡議員ら約300人が出席した。
式典はソ・チャンフン理事長の歓迎の辞で始まり、イ・ホジョン大学院長による功績紹介、博士学位授与へと続いた。その後、パク・ノジュン総長、キム・グァンヨン知事、ユ・ヒテ郡守が順に祝辞を述べ、韓国国会のウ・ウォンシク議長による祝賀映像も上映された。
日本の第93代内閣総理大臣を務め、「日本の生きた良心」とも呼ばれる鳩山元首相は1986年に衆議院議員に初当選。民主党結成を主導し、代表や幹事長を歴任するなど、政党運営や国家政策の立案において大きな役割を果たした。首相在任中は危機管理や組織運営、政策決定など、経営学的な要素が求められる国政課題を遂行した点が評価されている。
2013年には「東アジア共同体研究所」を設立し、経営・外交・経済・人文など幅広い分野で持続可能な共同体モデルを提唱。日本・ロシア協会の最高顧問やアジアインフラ投資銀行(AIIB)の国際諮問委員を務めるなど、国際的な協力と経営モデルの構築にも尽力してきた。
ソ・チャンフン理事長は「鳩山由紀夫元首相はアジアと世界の平和のために献身されてきた方だ。今回の授与が日韓関係の和解と協力、さらには世界平和と人類の発展に向けた新たな道標となることを願う」と歓迎の意を表した。
パク・ノジュン総長は「本学は世界平和と人類共栄に貢献した人物の精神を称え、それを継承することを重要な使命としている。鳩山元首相は誇るべき『又石の同窓』であり、『アジアの大きな大人』として、世代や国境を越え、人々と連結し、傷を癒し、新たな未来を提示すると信じている」と強調した。
鳩山元首相は「政治家として、学者として、そして一人の市民として、東アジアの平和と協力、共生の道を模索してきた歩みを高く評価いただき、大変光栄に思う。今後も友愛の精神を礎に、東アジアの平和と繁栄に力を尽くしたい」と謝辞を述べた。
授与式の後には鳩山元首相による「韓日関係の未来志向的発展」をテーマとした特別講演も行われ、出席者から大きな関心を集めた。
(記事提供=OSEN)
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