韓国で全国的に新型コロナウイルス感染症が蔓延し、隔離される人が増えるなかで、検察が目を光らせた。
自主隔離の措置を守らず、感染拡大防止の網を破る個人の逸脱した行動を座視しないという意味だ。
【注目】韓国で新型コロナの“再感染”が続出…完治後も隔離措置が必要不可欠か
大検察庁は4月7日、「すべての隔離措置の違反行為者」を原則として求公判(正式裁判に回付する起訴)し、その後の裁判でも懲役刑の実刑を求刑する予定と明らかにした。
これは単に新型コロナ検査で陽性反応が出た感染者に限る話ではない。
検察は特に、海外からの入国者などの自主隔離者が防疫当局の措置を無視し、意図的・継続的に隔離を拒否する行為をした場合、検査後に陰性判定を受けても積極的に拘束捜査するなど厳格に対応することにした。
それと関連して検察は、監視カメラ映像などを通じて犯罪者の動線を徹底的に究明する計画だ。
先立って大検察庁4月1日、海外からの入国者のうち、意図的な隔離措置違反者に対して拘束捜査を指示している。
大検察庁は現在まで、隔離措置を違反した3人をすべて在宅起訴した。
改正された感染症の予防及び管理に関する法律(感染症予防法)によると、防疫当局の入院または隔離ガイドラインに違反した者は、1年以下の懲役または1000万ウォン(約100万円)以下の罰金刑に処される。
4月7日0時現在、韓国の感染者は1万331人、死者192人。検査を受けた人は計47万7304人に上り、現在3445人が隔離中となっている。
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