韓国発の人気アニメ『ポンポン ポロロ』が、放送開始から20周年を迎えた。
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2003年の放送開始当時から子供向けの人気コンテンツとして確固たる地位を築いた同作だが、昨今はもはや“子供向け”にとどまらない人気ぶりを見せている。
韓国では現在、『ポンポン ポロロ』20周年を記念する映画『ポロロ劇場版 スーパースター大冒険』が絶賛公開中だ。本作はポロロの生誕20周年を記念する意義深い作品でありながら、シリーズ史上初の“ファンタスティック・ミュージックアドベンチャー”というジャンルで公開前から注目を集めていた。
韓国では映画の公開に先駆けて各種イベントが開催されたが、とくに目を引いたのは大きくなったファンが楽しめるコンテンツも用意されたという点だ。公開直前に10~20代のみをターゲットにした「ポロロ劇場版キダルト試写会」が行われ、開催後には多くのファンが試写会のレポートをネット上に掲載するなどの反響を得た。
試写会のタイトルに用いられた“キダルト”とは、“キッズ”と“アダルト”を合わせた造語だ。当時の子供が童心に帰って楽しめるように展開されたこの試写会が、映画ファンのあいだでも話題を呼んだことは言うまでもない。
『ポロロ劇場版 スーパースター大冒険』の関係者は韓国メディアを通じて「ポロロを見て育ったお友達たちが、今は10代、20代になった」と語り、「Youtubeなどを通じて確認できる大学生によるポロロの合唱映像や、キャラクターグッズなどの人気を通じて彼らが今もポロロを愛して応援してくれていると感じた」とコメントを発表した。
昨今の韓国では、子供向けを謳ったアニメーションが若者からの支持を得ることが少なくない。実際に現在韓国の若者の間では『クレヨンしんちゃん』が熱い人気を誇り、10~20代をターゲットにした各種グッズが反響を呼んでいる。
同関係者は『ポンポン ポロロ』の今後の展開に関しても、「放送開始当初ポロロは未就学児を主要ターゲットにしていたが、現在は4歳から小学生までその範囲が拡大されたようだ。今後もそのように、ターゲット年齢を広げようとしている」と語っており、子供たちに愛されたポロロが一層幅広い年齢層のファンを獲得する日はそう遠くないようだ。
そんな『ポンポン ポロロ』は現在、韓国にとどまらず日本をはじめとした世界中の子供たちに愛されている。放送開始から20周年を迎えたが、昨今の流行りようを見ると人気の勢いが衰えることはなさそうだ。
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