韓国では新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が5日連続で5万人台を記録した。また、重症者数も17日ぶりに300人台に到達した。
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中央防疫対策本部は2月14日0時基準で、新規感染者が5万4619人増え、累計感染者数が140万5246人となったと発表した。
休日は検査数が減少する影響により、新規感染者数は前日よりも1812人減ったが、5日連続で5万人台を記録した。日曜日の感染者数としては過去最多だ。
重症者数は306人で前日(288人)より18人増え、17日ぶりに300人台を記録した。これにより、全国の重症者用の病床稼働率は25.7%(2573カ所のうち662カ所が使用)で、前日(22.2%)より3.5%上昇した。
中央防疫対策本部は、大流行が続けば重症者数も医療システムの負担になるほどに増加すると見て、今月末から免疫低下者、療養病院・施設入所者を対象に4回目のワクチン接種を始める計画だ。
一方、教育部は来る3月の新学期から、全国の幼・小・中・高の学生と教職員を対象に、迅速抗原検査キットを活用した先制検査に乗り出すことにした。
教育部の関係者は14日、担当記者団との定例ブリーフィングで、迅速抗原検査キットを活用した先制検査対象を、従来の全国の幼稚園の児童、小学校の学生から、中学校の学生、高校の学生、教職員にまで拡大することを明らかにした。
教育部はこれに先立ち、幼稚園児及び小学生の計330万人に迅速抗原検査キットを来る21日から無償配布し、生徒1人当たり1週間に2回ずつ、計5週間検査する案を推進していることを明らかにしたことがある。
そして今回、対象が中高生と教職員にまで拡大したことで、迅速抗原検査キットの無償配布対象が692万人に増加する。
先制検査の回数と方式はまだ確定されていないが、教育部は幼稚園児と小学生の場合、1週間に2回、登園・登校前に家で迅速抗原検査を行い、陰性の場合に登園・登校できるようにする案を検討している。
ただ、登園・登校前の自己検査で陰性が出なければ通えないという案に対し、実際の父母らからは違った反応が見られている。
一部の保護者からは、自宅検査キットの正確性が低いにもかかわらず、子どもを登園・登校させるために週2回の検査をしなければならないことに不満を示している。
一方で、不安なまま学校に行かせるよりも、自宅で検査を先に行った方がましだと、賛成の声もある。
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