10月29日、アメリカ・ニューヨーク州の司法試験結果が発表された。
この試験は、秋篠宮家の長女・眞子さんと結婚した小室圭さんも受験していたということもあり、同時期に行われた衆院選と並んで日本でも大きく注目された。
発表当日は、小室圭さんの勤務先であるLowenstein Sandler(ローウェンスタイン・サンドラー法律事務所)のホームページに変化が生じているか確認しようと、アクセスが殺到したという。しかし、日本からのアクセスに限り「Error1020」が表示され、閲覧することができなかったのだが、これは事務所側が日本からのアクセスに限り遮断していたと報じられており、影響力の大きさを改めて感じさせている。
これまで韓国でも2人の結婚については度々触れられてきたが、今回の“不合格”は10月26日の婚約会見以上に多くのメディアが報じていた。
韓国最大の検索エンジン「NAVER」で“小室圭”と検索すると、「対国民詐欺劇?眞子姫、夫“小室”アメリカ弁護士合格リストにない」(『メイル新聞』)、「10人中6人が合格、夫は不合格…王族・金を放棄したのにお金も稼がなきゃいけない眞子」(『毎日経済』)、「“愛”を選んだ日姫…夫、ニューヨーク弁護士合格名簿から外れた」(『韓国経済』)など、ニュース記事が数多く出てくる。
また『国民日報』『ソウル経済』『ソウル新聞』などのメディアは、日本の『AERA』が婚約会見直前の10月22日に実施したアンケート結果を引用しており、「回答者の93.3%が2人の結婚を祝福する心がない」と報じ、皇族と国民の大きな乖離を韓国中に広めた。
このように、小室夫妻の今後を左右する試験結果を大々的に報じている韓国だが、タイトルや内容を見る限り、直接的な言及はないものの、否定的な論調が多いように見受けられる。
しかし、中には2人の決断を”後押し”する記事も出ているようだ。
政治経済メディアの『newswatch』に掲載されている、明知(ミョンチ)大学の研究教授チェ・ユギョン氏のコラムでは、「駆け落ち婚:“さま”から“さん”へ」と題し、「眞子姫は“結婚は私たちの心を大切にし、生きていく上で必要な選択だった”と、小室は“一度きりの人生を愛する人と過ごしたい”と語った。婚姻により、眞子“さま”から眞子“さん”になった。私は勇気ある決断で、自分の愛を守ろうとする眞子さんの結婚を応援してお祝いしている。結婚をきっかけに、日本王室にも変化の風が吹くことを期待している」と、会見での2人の言葉を引用して応援の言葉を述べている。
なお、今回不合格だった小室圭さんは当面の間、ローウェンスタイン・サンドラー法律事務所で「Law clerk」(弁護士の助手)として勤務しながら、2022年2月に行われる試験で合格を目指すという。
Law Clerkの年収は500~600万円ほどだが、マンハッタンの高級エリア「アッパーウエストサイド」にある家賃80万円ほどの部屋に住むと言われており、メトロポリタン美術館で学芸員として勤務する眞子さんの給与(推定1500万円)や貯金で賄うのではないかと言われている。
いずれにしても、2人が穏やかな結婚生活を過ごすのはまだまだ遠そうだ。
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