日本では9月30日に非常事態宣言が解除されることが決まったが、対照的に韓国では24日に新規感染者が過去最多の3273人を記録したばかりだ。
そんなコロナの猛威が未だ収まらない韓国では、小児・青少年、妊婦に対するワクチン接種が10月から本格的に始まることとなった。
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韓国の「コロナ19予防接種対応推進団」(以下、推進団)は9月27日、第4四半期接種の細部計画を発表。推進団はこれを通じ、10月末までに高齢者の90%、成人の80%に対する接種を完了し、段階的な日常回復、すなわち“ウィズコロナ”に向けての基盤を用意する方針だ。
まず、これまで接種対象から除外されていた12~17歳の小児・青少年、約277万人に対する接種は、10月中旬から順次行う予定で、16~17歳(2004、2005年生まれ)、12~15歳(2006~2009年生まれ)に分けて行われる。
16~17歳は、10月5日から29日までの予約を経て、10月18日から11月13日までの間に接種を受ける。そして12~15歳は、10月18日から11月12日まで予約したあと、11月1日から27日にかけてワクチンを受ける。
接種対象者は出生年度を基準にし、小学校6年生でも2010年生まれの者は対象に含まれないという。
予約は本人が直接する以外にも、代理人による予約も可能で、保護者(法定代理人)の同意を得て接種する。接種はファイザー社製ワクチンで、3週間の間隔を置いて2回行われる。
そして妊婦も、第4四半期からはワクチンを打つことができる。妊婦の接種も、小児や青少年と同様に自主接種を原則の下に行われる。
推進団は特に、基礎疾患持ちや12週間未満の妊娠初期の女性に対しては、事前に妊婦と胎児の状態を診察した上で、接種に関する内容を十分に案内したあと、接種するよう勧告する方針だ。
また60歳以上の高齢者と医療陣などに対して、3回目のブースター(追加)接種も初めて施行される予定だ。その際、mRNA系列のファイザー社製/モデルナ社製ワクチンの接種間隔は、現行の6週から4~5週に短縮される。
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