5月24日、韓国の強豪eスポーツチームSKテレコムT1は、日本プロ野球(NPB)の福岡ソフトバンクホークスとeスポーツ事業領域で包括的提携のための業務協約を締結したと発表した。両社は今回の戦略的提携を通じて、eスポーツ分野で持続的な協業を続ける計画だという。
親会社であるソフトバンクは近年、世界トップクラスのエンターテインメント企業を目指し、従来のプロ野球球団運営事業の他にも「福岡ソフトバンクホークスゲーミング」を別途新設し、eスポーツへと事業領域を拡大していた。
両社は今回の提携で『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)選手育成のためのトレーニングプログラムを進めるとともに、eスポーツチームを活用した共同マーケティングを通じ、両社のブランド価値を高めるという戦略だ。また、eスポーツの多様な領域にわたる協業プログラムを運営、新規事業も開発する予定だ。
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T1のキム・ウォンチョルCOO(最高執行責任者)は、「ソフトバンクホークスとの協業を通じて、eスポーツ事業を拡張することができる良い機会だと思っている。今後も様々なプログラムを実行し、成果を期待している」と述べた。
福岡ソフトバンクホークスの太田宏昭代表取締役専務 COOは、「史上最高のLOLプレイヤーであるFaker選手を擁し、League of Legends World Championship で最多の3度の優勝の実績を誇り、世界中のファンに愛されているSKT1様との連携を発表することができ、とてもうれしく思っている。SKT1様のチーム運営や選手育成のノウハウをしっかりと吸収し、SKT1様のような世界に通じるeスポーツチームを作り上げていきたいと思う」と伝えた。
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