韓国で広がる「賭博中毒予防キャンペーン」の波、ギャンブルへの“過没入”を抑制か

2021年04月13日 社会

韓国の国民体育振興公団が発行しているスポーツ振興くじ、“スポーツトト”の受託事業者「スポーツトトコリア」が、4月に昌原(チャンウォン)、済州(チェジュ)、大邱(テグ)市でスポーツトト販売店店主と顧客を対象にした「賭博中毒予防キャンペーン」を完了したと伝えた。

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スポーツトトコリアは先立って3月24日、清州(チョンジュ)市で2021年初の「賭博中毒予防キャンペーン」を完了している。

その後、4月にも昌原(1日)、済州(6日)、大邱(7日)市で、地域別の韓国賭博問題管理センターである慶尚南道(キョンサンナムド)、済州、大邱センターとともにキャンペーンを成功裏に終えるなど、全国各地域で持続的なキャンペーン活動を続けているそうだ。

スポーツトトコリアは日程に従い、各地域で販売店主にスポーツトトの販売規定を遵守し、顧客を対象に過度に没入への誘導行為をしないようにという内容が盛り込まれた、「健全運営誓約書」に署名を受け、小額で健全に投票権を購入するという「健全購入誓約書」に顧客の約束を取り付ける活動も行ったという。

(写真提供=スポーツトトコリア)

また、韓国賭博問題管理センターの該当地域の関係者らは、訪問客を対象にギャンブル中毒を未然に防ぐための「ギャンブル問題自己診断表(CPGI)」を実施し、現場での直接相談を通じてギャンブル中毒に関する様々な情報や予防メッセージを伝えるなど、イベントをスムーズに進めるための一助になっている。

スポーツトトコリアは今回のキャンペーン以外にも15日に江陵(カンヌン)でギャンブル中毒予防キャンペーンも進める計画だ。

スポーツトトコリア関係者は、「各地域の韓国賭博問題管理センター関係者たちの積極的な支援のおかげで、3回のキャンペーンを成功裏に終わらせることができた。次のキャンペーンでも、賭博中毒の予防と治癒に関するメッセージを十分に伝えられるよう努力していきたい」と伝えている。

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