“ゾウが倒れるほど”の劇薬を患者に…韓国の精神科医タレント、非人道的行為疑惑で人権委が調査へ

2024年08月08日 話題

精神科医でタレントのヤン・ジェウンが運営する病院で、患者の死亡事故、薬物誤用・乱用疑惑が提起されたことで、人権委員会が調査に着手することがわかった。

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8月7日、ある韓国メディアは「国家人権委員会」(以下、人権委)関係者の話を引用して、「富川(プチョン)Wジン病院の死亡事件に関連する被害者の各種診療記録と監視カメラ映像などを確保した状態で、8月中の現場調査を残している」と報道した。

人権委は現場調査、参考人などとの面談を行い、診療記録などが事実に符合するかどうかを調べたあと、本格的に調査をするかどうかを決める予定だ。

これまでの経緯

先立って5月27日、5月27日、ヤン・ジェウンが運営する京畿道・富川(キョンギド・プチョン)のWジン病院で、ある患者が腸閉塞で亡くなった。ただ、問題はその過程で、病院は当該患者を狭い独房に隔離し、苦痛を訴えると安定剤を投与するなど、適切ではない対応をしたという。

ヤン・ジェウン
(写真提供=OSEN)ヤン・ジェウン

これに対し、遺族は国民請願、ユーチューブでの映像公開、報道機関への情報提供などを通じて、家族の死を知らせるために奮闘。その結果、事件から2カ月後の7月26日、ニュース番組で事件当時の監視カメラ映像までもが公開され、遅れて話題を集めた。

そして8月6日、ある韓国メディアはWジン病院の診療記録を入手したと報道。これによると、5月に亡くなったパクさんは入院初日にペリドール錠5mg、アチバン錠1mg、リスペリドン錠2mgなどを服用したという。

この診療記録を見たキャリア10年の精神科医A氏は、「ほとんどが抗精神性、向精神性の薬物で、リスペリドンは高力価(1mg当たりの強い効果を持つ)製品」と説明した。これらの薬を混ぜるとゾウも倒せるほどの強力な薬物になり、それだけ大きな副作用が伴うという。

また、亡くなった患者は“せん妄”症状もあったのだが、これは精神作用剤の副作用で消化器と筋肉系統に問題が生じたものと見られると分析した。

遺族は病院が患者に適切な応急処置をせずに放置したとして遺棄致死罪で刑事告訴し、国家人権委員会に陳情を提出していた。

事務所はタレント活動以外認知できず

元EXID・ハニ
(写真提供=OSEN)ヤン・ジェウンと結婚予定の元EXID・ハニ

なお、ヤン・ジェウンは今回の問題に関して、所属事務所のMYSTIC STORYを通じて謝罪文を発表している。「入院中に発生した事件に関して、本人と全医療スタッフは惨憺たる心情を隠すことができず、故人と家族を失って悲しみに陥っている遺族の方々に心より謝罪申し上げる」として頭を下げた。

しかし、謝罪が遅かったことに加え、遺族たちが事件を世間に周知しようと奮闘している最中もヤン・ジェウンはタレント活動を継続し、あまつさえは公開熱愛中だった元EXID・ハニとの結婚を発表するなど、対外活動を止めなかった点などを指摘され、世間から猛批判を受けている。

その後、予定されていた9月の結婚は延期されたという説も登場。ハニの所属事務所SUBLIME関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』に「(結婚延期と)関連した内容は確認しづらい」と言葉を慎んだ。

また、MYSTIC STORYも「ヤン・ジェウンのタレント活動だけを管理しているため、病院やその他のことは全く分からない。(結婚延期は)私生活なので所属事務所では確認しにくい」と立場を明らかにしている。

(記事提供=OSEN)

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