BLACKPINK・ジェニーの女優デビュー作であるが「卑猥」「低俗」と評され、早期終了した米HBOドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』がエミー賞にノミネートされた。
テレビ芸術科学アカデミーは最近、第76回エミー賞のノミネート作品を発表したのだが、『THE IDOL/ジ・アイドル』が「脚本付き番組部門の優秀振付賞」(Outstanding Choreography For Scripted Programming)にノミネートされた。
ノミネートされた部分は、ジェニーとリリー=ローズ・デップが『World Class Sinner』の歌に合わせて踊る第1話のシーンだ。ニナ・マクニーリーがこの歌の振り付けを担当した。
そのシーンでジェニーは、男性ダンサーと一緒にレベルの高いダンスを披露。ブラトップにホットパンツなど、身体のラインをあらわにした衣装を着用して扇情的な振り付けを見せつけた。
ジェニーのダンスシーンは韓国で“19禁ダンス”と呼ばれ、視聴者の反応も賛否が分かれた。「アメリカのドラマにジェニーが出てくるなんて不思議だ」「初登場だけでも強烈」といった好意的な反応とは対照的に、「このようなシーンに登場させる必要があったのか」「なぜジェニーをキャスティングしたの」「彼女の才能を浪費している」などの批判も相次いだ。
その後も『THE IDOL/ジ・アイドル』の評判は悪く、全6話が予定されていたが第5話で早期終了となり、「シーズン2の制作も未定だ」と発表された。
いずれにしても、良くも悪くも大きな話題になったドラマがエミー賞にノミネートされただけに、注目が集まりそうだ。
◇ジェニー プロフィール
1996年1月16日生まれ。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。グループ内ではメインラッパーとサブボーカルを担当。2018年に『SOLO』でソロデビューを果たす。同曲のミュージックビデオの再生回数は10億回を超えた。ファッションブランド「シャネル」のビューティーアンバサダーとしても活躍。どんなアイテムも難なく着こなし、「存在そのものがブランド」と呼ばれるほど圧倒的な存在感を放っている。2023年12月、個人事務所「ODD ATELIER(OA)」を設立した。
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