チャンネル登録者1010万人を誇るユーチューバーのツヤンが大々的な反撃に出たなか、彼女を脅したされるユーチューバーのカラキュラ(Caracula)やクジェヨクは崖っぷちに追い込まれた。
ツヤンが再び口を開いた。約8日ぶりで、今回は弁護士と一緒にカメラの前に座った。
前回のライブ配信で、元カレで元所属事務所代表から受けてきた被害を詳しく明かしたツヤンは、今回はその事実を知っていた人物たちによる脅迫の状況が記録されたメールと録音を公開した。
まず、ツヤンが公開した2023年2月21日にクジェヨクから送られたメールには、脱税に関して圧力を加える内容が含まれていた。
クジェヨクは「返信がなければ反論の意思がないと考える」と記載しており、ツヤンは「スタッフを通じて連絡を取り、私を除いたプロデューサーと理事がクジェヨクと会い、望まない契約書に署名して、5500万ウォン(約625万円)を渡した」と述べた。
特にツヤンは、クジェヨクに自分の私生活や秘密、虚偽の事実を伝えた人物が、元所属事務所代表(=元カレ)の弁護士であることも知ったと明らかにした。ツヤンはその弁護士の要求内容が記録された録音を公開した後、「この内容を聞いて自分について暴露されるのではないかと非常に怖くなり、理事とプロデューサーにご機嫌を取ってもらうよう頼んだ。これまでに渡した金額は2300万ウォン(約261万円)を少し超える。この内容が誇張されて、私たちの顧問弁護士と誤解されているようだ。私は実際に顔を見たこともなく、自分の弁護士として雇ったこともない」と説明した。
これと共にツヤンは、サイバーレッカー(問題が生じるたびに、出回っている素材を使って動画を作るユーチューバーを指す)などによる二次被害が発生しているとし、追加の法的措置を取ったと明らかにした。
ツヤンは「通話内容にあった“条件付きの出会い”などという、あり得ないことは絶対にしていない。それが事実のように広まっているため、その内容を確認もせずに流したチョン・グクジンと虚偽情報を提供した女性を訴えた。脱税、条件付きの出会い、2次被害などは、絶対に事実ではない。元(所属事務所)代表の強要により、一時的に(遊興店で)仕事をしたときも、性的な接触のない娯楽店だった。私を精神的に支配し、より過激な場所に送り込んで金を稼ごうと共謀した元代表のカカオトークの内容も持っている」と明らかにした。
ツヤン側の法律代理人は「どうして依頼人の情報を悪用し、それを使って困難な状況にある彼女からお金を奪うことができるのか。これ以上、放っておくことはできない。もはやツヤン個人の問題ではない。ツヤンのような被害者が本当に多いはずだ。このように説得し、本当に難しい決断をした」と伝えた。
ツヤンが大々的な反撃に出たなか、無実を主張し、自身の2人の息子まで引き合いに出したサイバーレッカーたちは窮地に立たされている。
まずカラキュラは、ツヤンを脅迫したとの疑惑が浮上した当初、「2人の息子をかけて、ユーチューバーとして生きてきたが、誰かから不正なお金を受け取った事実はない」と強く否定した。
その後も「私が直接的に、または間接的にツヤンさんに連絡を取ったり、金銭を要求したりした事実があるのか。メディアはカラキュラがツヤンさんを脅迫したユーチューバーとしているが、改めて申し上げるが、ツヤンさんに関しては何の脅迫も事実も知らなかった。クジェヨクとの私的な通話中に、カロセロ研究所の編集や捏造録音によってこうなってしまった。この部分については、ツヤンさんの法律代理人が私の無実を晴らしてくれるよう切にお願いする」と要請した。
しかしその後、「自分なり悔しい部分もあるが、誤解を招いた責任はすべて自分にある。これまで社会的弱者の声を伝え、被害者を助ける活動をしてきたが、最近公開されたクジェヨクとの通話での私の言動や言葉遣い、罵倒は、私のチャンネルを応援してくださった方々に裏切りと怒りを感じさせたと思う。叱責を甘んじて受ける」と態度を一変させ、最近では事務所の看板まで取り下げたことが確認された。
一方でクジェヨクは無実を主張し、裁判所に自ら出頭した。
彼は「音声録音と検察に提出する資料は携帯電話に入っており、検察の捜査によって明確になる」と主張したが、検察と事前に約束された日程ではなかったため、調査は受けられなかった。
彼は「ツヤン事件」には“黒幕”がいるとし、自分も被害者だと主張した。
クジェヨクの主張とは裏腹に、検察は押収捜索を通じてより詳しく調べている。法曹界によると、水原(スウォン)地検・刑事2部は7月18日、京畿道にあるクジェヨクの住居などに捜査官を派遣し、関連資料を確保した。裁判所が発行した押収捜索令状には「被疑者は被害者に金を渡さなければ私生活を公表すると脅迫して金品を奪おうと共謀した」と記載されている。
ツヤンを脅迫した疑いを受けるクジェヨク、チョン・グクジン、カラキュラらのYouTubeチャンネルの収益化も、すでに停止された状態だ。
無実を主張する一方で、ますます窮地に追い込まれているサイバーレッカーたち。彼らが今後、どのような立場を表明するのか注目される。
(記事提供=OSEN)
◇ツヤン(Tzuyang)プロフィール
1997年4月25日生まれ、本名パク・ジョンウォン。2018年頃からユーチューバーとして活動。見た目とはギャップのある“大食い”動画で愛され、YouTubeチャンネル登録者数は1010万人(2024年7月現在)に上る。韓国ギャラップ社が2024年6月に発表した「韓国人が最も好きなユーチューバー」で1位を獲得しており、テレビ番組やCMにも出演して活躍中。ゲームグラフィック&漫画アニメーション学科を卒業しており、絵がとても上手い。
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