ガールズグループKISS OF LIFEが「ホットガール」のイメージで大衆の心を狙い撃ちし、BTSやFIFTY FIFTYに続く、新しい「中小芸能事務所の奇跡」を予告した。
去る7月1日にリリースされたKISS OF LIFEの新曲『Sticky』は、愛する人と一緒にいるときに感じるワクワクする感情を込めた曲だ。
清涼なメロディーに、魅力的なストリングスサウンドがメンバーたちの涼しい歌声と調和し、蒸し暑い夏に疲れたリスナーたちを“中毒”にさせている。
リリース直後、韓国最大の音源サイト「Melonトップ100」で9位に入り、最新曲チャート「ホット100」では6位を記録するなど、上昇の勢いに乗っている。韓国音源サイトBugsチャートでも2位としており、FLOやGenieなどの主要音源サイト内のリアルタイムチャートでトップ10入りしている。
同日にカムバックしたガールズグループのSTAYCやBABYMONSTERと比べても高い成績だ。
世界最大の音源プラットフォームであるSpotifyでも反響が大きい。韓国をはじめ台湾、シンガポール、タイ、香港、日本など多様な国や地域でデイリートップソングチャートの上位圏に名を連ね、国内外を網羅するグローバルルーキーとしての存在感を示した。
そもそもKISS OF LIFEは、CUBEエンターテインメントの設立者ホン・スンソンの息子、ホン・テファ代表が設立した中小芸能事務所「S2エンターテインメント」に所属するガールズグループだ。
オーディション番組『PRODUCE 101』と『アイドル学校』に出演したアイドル歌手志望生だったイ・ヘインがプロデューサーを務めている。練習生生活10年で、TWICEが誕生したMnetの公開オーディション『SIXTEEN』に出演したタイ人メンバーのナッティ、練習生生活6年を経たリーダーのジュリーを中心に、歌手シム・シンの娘でありシンガーソングライターとして注目されたベル、そして“末っ子”のハヌルの4人で構成された。2023年7月にデビューした。
所属事務所とプロデューサー、そしてメンバーまで、いずれも中小芸能事務所の「苦労」を経験しているわけだ。
だが、彼女たちは新人らしくない舞台マナーと吸引力のあるパフォーマンス、大学祝祭で話題を集めた優れたライブの実力などで、大手芸能事務所のグループが掌握している“第5世代ガールズグループ”市場で、「怪物新人」というタイトルを得た。
一部からは、夏になるたびに頭角を現したガールズグループSISTARが連想されるとし、「第5世代のSISTAR」という声も出ている。
KISS OF LIFEは『Shhh』『Bad News』『Midas Touch』などのタイトル曲だけでなく、『Sugarcoat』『Nobody Knows』などのソロ曲でも話題を集めた。前作の『Midas Touch』で、米ビルボードの「グローバル200」にチャートインする成果も出した。米グラミードットコムが挙げた「2024年に注目しなければならないK-POP新人11チーム」に選ばれたりもした。
その勢いのままに、新曲『Sticky』は音楽番組『ザ・ショー』（原題、SBS M）で1位を記録した。初の音楽番組1位だ。また、多様なグローバルショートフォームチャンネルを通じてダンスチャレンジを続け、若者世代から多くの関心を集めている。
とあるK-POP関係者は、「第4世代から大手芸能事務所出身のガールズグループがK-POPをがっちりと牛耳っているなかで、珍しい中小ガールズグループの活躍」とし、「コンセプチュアルなガールズグループが多いなかで健康美を前面に出しながらもY2Kトレンドを維持し、SISTARを連想させる夏シーズンのイメージと上手く合致したものと見られる」と分析した。
◇KISS OF LIFEとは？
長らく練習生として過ごしたJULIE（ジュリー）とNATTY（ナッティ）を中心に、歌手シム・シンの娘BELLE（ベル）、末っ子のHANEUL（ハヌル）で結成された多国籍ガールズグループ。オーディション番組『PRODUCE 101』や『アイドル学校』の参加者、イ・ヘインがプロデュースに参加している。2023年7月5日、1stミニアルバム『KISS OF LIFE』でデビュー。2024年の「第33回ソウル歌謡大賞」をはじめ、「第13回サークルチャートミュージックアワード」「HANTEO MUSIC AWARDS」「第21回韓国大衆音楽賞」など数多くの授賞式で表彰された。
■【写真】ほぼ布がない!? KISS OF LIFE・ベル、美背中“全開”の大胆衣装
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