悪手が続いている。
NewJeansがADORへの復帰を宣言してから2カ月が過ぎたが、沈黙は続いている。
昨年11月にはヘリンとヘイン、12月にはハニが相次いでADORに復帰した。しかし、NewJeansとしての今後は依然として不透明だ。
ミンジは現在も合流の可否が見えず、ダニエルに至ってはADORとの契約が解除され、約430億ウォン(約43億円)の損害賠償請求訴訟に直面している。5人組としての完全体は、崩れたも同然だ。
NewJeansは2024年6月の日本1stシングル『Supernatural』以来、約1年7カ月にわたり新たなリリースが途絶えている。今年の上半期にカムバックが実現しなければ、不在は約2年に達する。K-POPアイドルの活動周期を考えれば、事実上のキャリア断絶と変わらない。
NewJeansが事務所と争っている間に、K-POP市場の勢力図は塗り替わったと言っても過言ではない。同世代のライバルとされてきたaespaとIVEは昨年、あらゆる音楽授賞式を席巻し、頂点に立った。世界を狙う後輩グループの躍進まで考慮すれば、NewJeansの居場所は一段と狭くなった。
現実的に、楽曲の確保やレコーディング、制作に要する期間を踏まえると、早い段階で活動計画のめどが立たない限り、上半期のカムバックには物理的な限界があるというのが業界の見方だ。
ただ、現時点での喫緊の問題は、活動再開のめどが立たないことではない。復帰以前に、信頼回復を試みることすらしていない点にある。
アイドルにとってイメージは、最も強力なブランドであり根幹だ。にもかかわらず、彼女たちは復帰こそ宣言したものの、失墜したブランドを再建しようとする意思を示していない。むしろ、ADORとの退屈な駆け引きを続け、世間との信頼回復は放置されたままだ。
メンバーたちが事態の本質を正確に捉えられていないのではないかと疑われても仕方がないほどである。
すなわち現在のNewJeansに最も必要なのは、復帰するか否かよりも、復帰の名分である。カムバックさえすれば過去の人気を再現できるという期待は、錯覚に近い。
世間は、NewJeansメンバーがADORと争う過程で放った言動に、ある種の衝撃を受けた。音楽活動で打ち出してきた純粋なイメージと正面からぶつかったからだ。
K-POPのシステムを通じて富と人気など莫大な恩恵を受けながら、海外メディアを通じてそのシステムを貶め、革命家を自任する二面性を見せた。職場でいじめられたと主張して国家制度の助けを求める一方、裁判所が独自活動にブレーキをかけると、司法の判断を軽視するという矛盾した態度も取った。
何より、自分たちの争いにILLITなど他アーティストを巻き込み、被害を与えたことについて、これまで一言の謝罪も言及もないという姿勢は、大いに批判されて然るべきだ。沈黙が続くほど、他アーティストに対する過去の敵対的立場をいまも維持しているのではないか、という疑念ばかりが膨らむ。
NewJeansが最後まで謝罪のない復帰を選ぶなら、それは最悪の一手でしかない。イメージが損なわれた状態で披露する歌とダンスは、大衆の心を動かす力を失ってしまう。
今のNewJeansに最も必要なのは勇気だ。自分たちの行いがもたらした傷を直視し、わだかまりを自ら解く勇気である。
前へ
次へ