「韓国は芸能人に厳格な道徳と行動基準を適用し、どんなミスも看過しない」
BLACKPINKのジェニーがデビュー後、一番大きな批判に直面している。
自ら公開した動画で室内喫煙と見られるシーンが捉えられ、議論を招いた。グローバルな活躍で愛されてきたジェニーだが、予想外の状況だった。
ジェニーの所属事務所側が謝罪したことで一段落すると思われたが、今度は現場関係者を主張する人物が登場し、再び議論を過熱させた。海外メディアが報じるほど、余波が広がった。
ジェニーの室内喫煙に対する批判は、本当に行き過ぎたことなのだろうか。
最近、オンラインコミュニティにジェニーが室内で喫煙したようなシーンが映った動画の一部が掲載され、波紋が広がった。そのシーンは、イタリア・カプリ島でスケジュールを消化するジェニーの公開した動画の一部だった。
ヘアメイクを受けていたジェニーは、黒い物体を口に当て、まもなく煙を吐いた。ジェニーが吐いたと見られる煙は、メイクをしていたスタッフの顔にかかった。
そんな動画が公開されると、オンライン上ではジェニーの室内喫煙が問題視され、元動画からそのシーンは削除された。そして室内喫煙疑惑が広がると、様々な憶測まで飛び交い、ジェニーに対する批判が激しくなった。
もちろんジェニーが成人であるだけに、喫煙をすること自体が問題になったわけではなかった。ただ、喫煙場所が室内だったという点、特にジェニーが煙をスタッフの顔面に吐き出すシーンが問題だった。
相手が喫煙者であれ、非喫煙者であれ、配慮のない行動だという指摘だ。あまりに無礼な行動に対して、擁護できないという声も多かった。
米CNNや英BBCなどの海外メディアは、ジェニーの室内喫煙問題について「韓国の芸能人は大衆の激しい監視に慣れている。韓国は彼らに厳格な道徳と行動基準を適用し、いかなる過ちも看過しない」と強調した。叩かれ過ぎというニュアンスだ。
しかし今回のイシューについて韓国国内では、ジェニーの行動が批判されて当然という反応が支配的だった。
最終的にジェニーの個人事務所であるODD ATELIER側は、「ジェニーの行動に不便を感じたすべての方々に心より謝罪の言葉を伝える。ジェニーも室内で喫煙した点、それによって他のスタッフに被害を与えた点について反省しており、当時現場にいたスタッフにも直接連絡を取って謝った」と公式立場を明らかにした。
室内喫煙を認め、無礼だった行動をジェニー側が謝罪し、議論は一段落するかに見られた。しかし当時現場にいた関係者と主張する人物が登場し、無条件にジェニーをかばうようなニュアンスの文章を上げたことで、また別の議論を呼んでいる。
その関係者はSNSを通じて、議論になっている喫煙した場所がファッションショーの待機現場であり、禁煙ではないと明らかにした。
それと共に「喫煙してもいいかと質問し、窓を開けた状態で喫煙が進行された。スタッフがリップ製品を探している途中に吸入し、煙を吐き出すタイミングが合っただけで、ファッションショーが終わった後も謝罪を続けた。そのスタッフも喫煙者なので大丈夫だと言った」と付け加えた。
しかし、この関係者が実際にジェニーの現場スタッフ関係者なのか、それとも詐称したファンなのかに対する議論まで起き、再び事態が悪化する方向に向かった。
さらに、イタリアの室内禁煙法など、この関係者が上げた文章の内容に誤りが発見され、相手がいくら喫煙者だとしても礼儀のない行動だったことは変わらないという指摘も続いた。そもそもの問題点が「基本的な礼儀」に対するものだという意見だ。
いずれにしてもジェニーが今後、傷がついたイメージを払拭できるか注目したい。
(記事提供=OSEN)
◇ジェニー プロフィール
1996年1月16日生まれ。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。グループ内ではメインラッパーとサブボーカルを担当。2018年に『SOLO』でソロデビューを果たす。同曲のミュージックビデオの再生回数は4億件を超えた。ファッションブランド「シャネル」のビューティーアンバサダーとしても活躍。どんなアイテムも難なく着こなし、「存在そのものがブランド」と呼ばれるほど圧倒的な存在感を放っている。2023年12月、個人事務所「ODD ATELIER(OA)」を設立した。
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