恋人女性への暴行容疑で起訴された韓国のボディビルダー、ファン・チョルスン(40)が実刑を言い渡された。
ソウル中央地裁・刑事2単独のパク・ソジョン判事は7月11日、暴行、暴行致傷、器物損壊の疑いで起訴されたファン・チョルスンに懲役1年を宣告し、逃走の恐れがあるとして拘束した。
裁判所は、「被害者が、捜査機関から法廷に至るまでに陳述した暴行の経緯、方法、部位など要点が具体的で一貫していた」として、ファン・チョルスンの容疑を全て有罪と認めている。
ファン・チョルスンは2023年10月16日、全羅南道・麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)のあるビルの屋外駐車場で、当時恋人だった女性Aさんと口論になった。その際、拳で顔と頭を20回以上も殴り、顔を数回蹴飛ばした容疑で起訴された。
その後もAさんの髪の毛を掴んで車に引きずり込み、助手席に座らせたあと暴行したことも分かっている。この過程でAさんの携帯電話を床に投げて破壊し、運転席のドアを拳で叩き潰したりもした。Aさんは骨折など、全治3週間の怪我を負った。
その後、同年8月1日には自宅でAさんの頭を数回殴り、髪の毛を引っ張るなどの暴行を加えたことも捜査で判明している。
1983年9月1日生まれで現在40歳のファン・チョルスンは、身長178cm・体重115kgの体格を誇るトレーナー兼ボディビルダーで、2012年に行われたフィットネス大会「マッスルマニア・フィットネス・アメリカ・プロ」で世界チャンピオンに輝いた実績を持つ。
韓国国内ではtvNのバラエティ番組『コメディ・ビッグ・リーグ』で一躍人気を集め、2020年に4歳年下のフィットネスモデル女性と結婚。同年7月に第一子となる長男、翌2021年10月に第二子となる次男が誕生している。
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