「カンヌの女王」チョン・ドヨンがいま、求めているものは?【インタビュー】

2020年02月13日 話題 #女優 #韓国映画
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深みのある演技で世界中を魅了している女優チョン・ドヨン。

今回、曽根圭介による同名の小説を原作にした新作映画『藁にもすがる獣たち』(2月19日韓国公開予定)の主演として強烈な演技を披露する。これまでとは一味違う、“ブラック”な印象を前面に押し出した。

【画像】チョン・ドヨンが披露する“かつてない強烈なキャラ”

チョン・ドヨンが扮する「ヨンヒ」は、映画の中盤から本格登場する。それが「この作品を選んだ大きな魅力だった」という彼女は、「新しかった。監督のほうが(出番について)より悩んだはずなので、私は全然大丈夫なので悩まないでほしいと伝えた」と話した。

ヨンヒというキャラクターについては「衣装に力を入れた。脚本を読んだときから、キャラクターが強すぎたので。登場シーンもそうだし、ヨンヒを通じてキャラクターたちの物語が一つになる作品なので。だからなるべく自然と力を抜いて演じようとした」と説明する。

俳優チョン・ウソンとの“意外なケミストリー”

チョン・ドヨンは今回、俳優チョン・ウソンと初共演を果たした。“元恋人”という設定が話題を集める中、チョン・ウソンとの共演をこう振り返る。

(写真提供=Megabox Plus M)

「恥ずかしかった。彼の演技を見て、あそこまで力を抜いてもいいのかと驚いたけど、面白かった。最初はいきなり愛嬌を振りまく演技をしなければならず、目も合わせられなかった。私が愛嬌を振りまく演技をするのが、ご無沙汰すぎたと気づいた」

チョン・ウソンについては「様々な姿を持っているようだ。世間では“イケメン俳優”という先入観があるようだが、実はいろんな顔を持っている。今度、監督に挑戦すると言うので『私は起用しないの?』と聞いた。今後の活動を見守りたい」と話した。

チョン・ウソンと再び共演するなら「コメディ作品が良い」という。

「意外と面白そう。多くの方がラブストーリーを予想するかもしれないが、今回の映画を通じてこれは意外なケミストリーと思った。私たちが繰り広げるコメディも結構面白いと思う」

『パラサイト』のオスカー受賞に「言葉が出なかった」

2007年の「第60回カンヌ国際映画祭」で韓国初の主演女優賞を受賞し、2014年には同映画祭コンペティション部門の審査委員として任命されるなど、韓国を代表する女優となったチョン・ドヨン。

昨年の「第72回カンヌ国際映画祭」や、先日開催された「第92回アカデミー賞」で韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が快進撃を繰り広げたことを、彼女はどう見守ったのか。

(写真提供=Megabox Plus M)

「ビックリした。『パラサイト』がカンヌ最高賞を受賞した時、ポン・ジュノ監督とソン・ガンホさんにお祝いのメッセージを送った。ところが、アカデミー賞はおめでとうの言葉も出ないほど、歴史的な瞬間だった。まるで違う国の出来事みたいで、言葉が見つからなかった。最近本屋で子供向けの漫画偉人伝シリーズの中に『ポン・ジュノ監督』編があるのを見つけた。ポン監督はもう、そういう存在になったのだ」

“カンヌの女王”であり、韓国を代表する映画女優でもあるチョン・ドヨンだが、彼女のドラマ復帰やバラエティ出演など、新しい活動を待ち受けるファンも多い。

「ドラマもやりたい。ただし、重たいものではなく、軽い作品をやりたい。最善を尽くしすぎることに対するプレッシャーがあって、そういうものからは距離感を置きたい。バラエティ出演は、自身がない。自分の考えを述べることへの恐怖がある。バラエティでは、キャラクターではなく、チョン・ドヨンとして話をしなければならない。すると、私はその後も日々変わっていくのに、視聴者はそう思わないかもしれない。そういうプレッシャーもある」

「新しさ」こそ『藁にもすがる獣たち』に出演した理由というだけに、チョン・ドヨンは最近、ナチュラルで新しいものを探し求めていると言いながら微笑んだ。

「映画『白頭山』にカメオ出演したことについても新鮮という反応が寄せられた。今は、私のそういう部分を観客が新鮮で楽しく感じてくれるのではないかと思う。だからプレッシャーを感じる作品はもういいかなと」

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