BTSやSEVENTEENを抱える韓国最大手芸能事務所のHYBEが、アーティストの航空券の情報を不法取引している一味を告訴した。
HYBEは6月18日、公式ホームページを通じて「所属アーティストの航空券情報を不法取得し、これを取引した疑惑を受けているSNSアカウント運営者が検察に送致されたという通知を受けた」と伝えた。
それによると、HYBEは2023年下半期から数カ月間、捜査当局と協力して法的対応をしてきたという。
HYBEは「違法に取得したアーティストの航空券情報を販売、または購入する行為は、アーティストの安全を脅かし、不安を造成する明白な不法行為」とし、「不正取得したアーティストの座席情報を数回照会したり、同じ航空機に搭乗してこっそり撮影したりする行為が増えている」と、被害状況を説明。
続けて「該当情報を利用してアーティストに持続的に接近し、さらには接触を試みるストーカー行為まで確認された。アーティストの座席と機内食を任意に変更し、航空予約をキャンセルして日程を妨害するなど、度を超えた事例まで頻繁に発生している状況だ」と付け加えた。
そんな被害の原因となっている、オンライン上でアーティストの航空券情報を取引する多数のSNSアカウントを確認したHYBEは、運営者の身元を特定できる証拠資料を確保し、警察に提出した。
HYBEは、「捜査機関は提出された証拠を基盤に、長期間の国内外捜査を通じて、5月に外国人と推定される者を含めた被疑者の身元を把握し、追加的な詳細調査を行った。被疑者たちは長い間、SNSチャンネルを通じてアーティストの航空券情報を売買し、数千万ウォン(数百万円)から数億ウォン(数千万円)に達する犯罪収益を得た疑惑を受けている」と知らせた。
HYBEは航空券情報をはじめとするアーティストの個人情報の追加流出を防ぐために、関連する手続きやシステムを点検し、航空会社・旅行会社に協力を要請したという。また、アーティストの個人情報保護のため、今後も様々な機関と緊密に協力していくことにした。
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