BTS(防弾少年団)のメンバーたちが再び個人情報の流出に苦しんでいる。
今度はリーダーのRMが乗車券情報や携帯番号などを盗み見られていたのだ。
3月1日、韓国鉄道公社(KORAIL)側によれば、情報技術(IT)開発業務を引き受けた職員A氏が2019年から3年にかけて、RMの乗車券情報から家の住所、携帯番号など個人情報を閲覧した事実が自主監査で確認された。
監査の結果、A氏が個人情報を外部に流出した状況は確認されなかったものの、韓国鉄道公社は現在、A氏を職位解除して懲戒手続きを踏んでいるという。
RMは3月2日、関連ニュースをキャプチャし、「^^;;」とコメントを付けて当惑した心境を表わした。
RMのプライバシーが侵害されたのは今回が初めてではない。
彼は今年1月、とある寺院を訪ねて住職に自身の悩みを打ち明け、休息の時間を作った。これは公式スケジュールではなかったが、なんと寺院側がRMの訪問事実と相談内容をメディアに公開した。
最終的にRMは、自身のSNSに「次は他のお寺に静かに行ってきます」と不快な心情を表わした。
振り返れば2019年9月にはBTSの“末っ子”、JUNG KOOKのCCTV(防犯カメラ)画像が流出したりもした。当時、所属事務所は個人情報保護法違反の疑いで画像を掲示したカラオケ店の関係者2人を警察に告発した。
また2022年10月には、中古取引サイトにJUNG KOOKがパスポートを作ろうと外交部を訪問した際に失くした帽子を1000万ウォン(約100万円)で売るという書き込みが掲載された。
その文章の作成者は、証拠として自身の外交部職員証を一緒に添付し、紛失物申告をして6カ月が経ったので所有権が自分に移ったなどと主張した。しかし最終的に、その元外交部職員は罰金刑で略式起訴され、帽子はJUNG KOOKの元に戻る予定だという。
その他にも、JUNG KOOKの母方の祖母が住んでいた住居が家族の同意なしに町の地図に表記されて発行されたり、VがBLACKPINKのジェニーと一緒に撮った写真が流布されたりと、BTSメンバーのプライバシーがまったく守られていない出来事がたびたび起きている。
BTSメンバーたちはライブ放送などを通じて、“過激ファン”の苦労を吐露してきた。
特にVはBTSが利用するチャーター機に言及し、「実は僕たちも(一般的な)飛行機に乗りたい。ところが長距離、短距離飛行をするとき、僕たちが(その飛行機に)乗ることを知っていて、僕たちの前の席や隣の席に座る方々がいらっしゃる」と告白したことがある。
そして「どうしても僕たちがそのような私的な空間では、安心して安らかに休めなくて、とても不便だった。正直に、そうしないでほしい。ここまでにする」と話した。
BTSの人気と共に、メンバーの個人情報が彼らの意思と違って流出する被害が続いており、メンバーたちは各自の方法で慎重に不快感を表現したりもしたが、未だに個人情報が保護されていない。
いくらスターであるとしても、基本的な権利さえ守られていない状況は許されるものではないだろう。
(記事提供=OSEN)
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