世界中で人気のオーディション番組『ゴッド・タレント』のグローバル公式SNSアカウントが、韓国の出演者によるテコンドー公演動画を“日本チーム”として紹介し、物議を醸している。
全州(チョンジュ)大学のテコンドー示範団「サウラビ」は最近、イギリスの有名オーディション番組『ブリテンズ・ゴッド・タレント』に参加し、ゴールデンブザーを獲得して準決勝進出を果たした。
『ブリテンズ・ゴッド・タレント』は、過去にポール・ボッツやスーザン・ボイルなどの有名歌手を輩出した世界的なオーディション番組だ。
世界各国で行われている『ゴッド・タレント』では、世界テコンドー連盟(WT)示範団が2021年に『アメリカズ・ゴッド・タレント』でゴールデンブザーを獲得したことがある。
ただ、一大学のテコンドー示範団が海外オーディション番組でゴールデンブザーを獲得するのは、今回の全州大テコンドー示範団が初めてだ。
このように、韓国の国技であるテコンドーの優秀さと、公演としての価値を全世界に広く知らせる良い機会だったにもかかわらず、『ゴッド・タレント』側は全州大テコンドー示範団を“日本のチーム”と紹介するミスを犯し、ネットユーザーの指摘を受けている。
これに対し、「韓国広報専門家」を自称する誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は、「多くのネットユーザーの情報提供を通じて確認した結果、(『ゴッド・タレント』が)テコンドー示範団を“日本”と紹介する荒唐無稽な間違いを犯していた」と伝えた。
また、「現在、この映像は再生数約750万回、いいね数約60万個程度と、大きな人気を集めている状況なので、全世界のネットユーザーが誤解しないよう、必ず是正しなければならない」と強調した。
合わせて、「韓国国内外の多くのネットユーザーメントおよびDMで是正を要求しているが、『ゴッド・タレント』オンライン側はこれを無視しているので、まもなく制作会社に抗議する予定だ」と明らかにした。
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