“喫煙シーン”の規制厳しい韓国、男性タレントに過料10万ウォン「コメディへの理解ない」と批判も

2024年05月09日 テレビ

韓国のウェブトゥーン作家兼タレントのキアン84が、番組内での“喫煙”によって処罰される。

【写真】韓国女優、「喫煙」騒動後の“神対応”が話題

高陽(コヤン)市一山東(イルサントン)区保健所側は5月8日、オンライン民願処理システム「国民申聞鼓」の回答を通じて、Coupang Playのバラエティ番組『SNLコリアシーズン5』放送中に公開された喫煙シーンに対する過料賦課を公示した。

『SNLコリアシーズン5』では、4月20日放送分でコメディアンのチョン・ソンホと俳優キム・ミンギョ、4月27日放送分でキアン84の喫煙シーンが放送された。

「むしろ逆差別」

韓国では喫煙の描写に対する規制が厳しく、国民健康増進法第34条(過料)第3項第2号によって、10万ウォン(日本円=約1万1000円)の過料処分が科される。

『SNLコリアシーズン5』で喫煙シーンが放送された後、4月29日に高陽市一山東区庁に申告が受け付けられた。

これに対し、一山東区保健所側は「『SNLコリアシーズン5』出演者の喫煙シーンを確認し、関係法令に伴う過料賦課に先立ち、行政手続法第21条(処分の事前通知)に基づき、処分の当事者に過料賦課事前通知書を発送する予定だ」と明らかにした。

韓国では、現行の放送審議に関する規定28条によると「番組は飲酒、喫煙、射幸(ギャンブル)行為の贅沢及び浪費などの内容を扱う際、これを美化したり助長しないよう、その表現に慎重を期さなければならない」と明示されており、テレビ番組で直接的な喫煙シーンは送出されていない。

キアン84
(画像=『SNLコリアシーズン5』放送画面)キアン84の喫煙シーン

ただ、一部ではこのような処置が「行き過ぎではないか」という反応もある。

キアン84の喫煙シーンは、制作スタッフ及びほかの出演者と協議された状況で、笑いを与えようとする意図された状況だっただけでなく、喫煙行為自体も非常に短く終わったという点で議論となっている。

制作陣の意図通りに行動しただけにもかかわらず、このような処罰を受けること自体、「むしろ逆差別に近い」という指摘が多い。

とある番組関係者は、「議論になった喫煙行為は、キアン84のキャラクターを利用した面白いシーンだった。過料処分はコメディに対する理解がない判断だ」と批判していた。

【画像】NCT・ヘチャン(23)、禁煙練習室で“電子タバコ”吸い謝罪

【写真】女優ハン・ソヒ、「喫煙」騒動後の“神対応”が話題に

【写真】BTSメンバーが“タバコのポイ捨て”?疑惑の真相は…

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集