韓国の美人女優のなかにはミス・コリア出身が多い。
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コ・ヒョンジョンやイ・ハニ、キム・ソンリョン、ヨム・ジョンアなどはミス・コリアに選ばれたあと、華々しく芸能界で女優デビューして成功を収めている。
そもそも韓国の美女コンテストといえば、「ミス・コリア選抜大会」が有名だろう。
全国各地で地区予選が行われ、その地区別入賞者を集めた本選で、1位のミス・コリア眞（ジン）、2位となるミス・コリア善（ソン）、3位となるミス・コリア美（ミ）を決める同大会は、「韓国美女コンテストの代名詞」といっても過言ではない。
ただ、眞に選ばれた者だけがその後の成功を手にしたわけではない。
例えばコ・ヒョンジョンだ。
彼女は1989年、ミス・コリア善（ソン）に入賞した後、数多くのドラマでヒロインとして活躍。その直後に結婚して一時引退するも、2003年に離婚。2005年のドラマ『春の日』で完全復活を果たす。
2009年に放送されたドラマ『善徳女王』で、主人公のライバルである美室（ミシル）役を演じたことから、日本でもその名が知られている。昨年、Netflixオリジナルドラマ『マスクガール』に出演。12年ぶりのドラマ復帰となった。
そんなコ・ヒョンジョンがミス・コリア善に止まった理由は何だろうか。
5月4日に放送されたMBN『行ってみようGO』では、韓国美容界のトップであり約150人のミス・コリアを輩出したハ・ジョンスン会長が出演し、その理由を説明した。
ハ・ジョンスン会長はコ・ヒョンジョンをはじめ、ヨム・ジョンア、アン・スンヨン、キム・ソンヒ、イム・ミスク、ユ・ハヨン、イ・ヨンヒョンら、のちに人気女優となるミス・コリアたちを誕生させた人物でもある。
ハ・ジョンスン会長は初めてコ・ヒョンジョンを見た瞬間を思い出しながら「（ミス・コリア大会出場を）強く反対した」と明らかにした。
後に分かったことだが、当時のミス・コリア選抜大会では「未成年者は眞になれない」という規定があったためだったという。
ハ・ジョンスン会長は、コ・ヒョンジョンが1年後に成人になって大会に出れば、眞になれると思って引き止めたが、コ・ヒョンジョンが出場に強い意志を示したと説明した。
その結果、コ・ヒョンジョンは惜しくも善にとどまった。その年のミス・コリア眞は、現在も女優として活動しているオ・ヒョンギョンが選ばれている。当時の大会は、歴代でも最も熾烈なミス・コリア選抜大会として語られている。
ハ・ジョンスン会長はコ・ヒョンジョンについて「優しくて義理がある。綺麗な人を可愛がるだけ」と伝えた。
コ・ヒョンジョンが未成年者の時に出場して眞になれなかった反面、惜しくもミス・コリア眞に届かなかったスターはほかに誰がいるだろうか。
1991年大会ではヨム・ジョンアが出場したが、イ・ヨンヒョンに眞を譲り、ヨム・ジョンアは善だった。
ヨム・ジョンアはとあるバラエティ番組で「気分があまり良くはなかった。 私は眞になると思ったから。当時、イ・ヨンヒョンさんよりもっときれいだと思ったから」と明らかにした。
また、女優イ・スンヨンは1992年大会に出場し、ミス・コリア美に輝いた。同年のミス・コリア眞はユ・ハヨンが選ばれた。
イ・スンヨンが現在まで活発に活動している一方で、ユ・ハヨンは2002年結婚後、芸能界を引退した。
また、2000年ミス・コリア選抜大会も、オ・ヒョンギョン、コ・ヒョンジョンが出場した1989年大会に劣らない。
同年の眞はキム・サラン、美にはソン・テヨンが選ばれた。2人とも韓国を代表する美人役者として活発に活動している。
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