麻薬投薬疑惑で裁判を受けている俳優ユ・アインが出演していることで、配信が不透明だったNetflixドラマ『終末のフール』の予告編が公開された。
Netflixは4月12日、アン・ウンジン、ユ・アイン、キム・ガンフン、チョン・ソンウ、キム・ユネ、チャ・ファヨン、ペク・ジウォンなどが出演する『終末のフール』の予告編を公開した。
ドラマ『終末のフール』は、伊坂幸太郎の同名小説が原作。小惑星が300日後に地球に衝突すると予告された終末が迫る世界で、何としてでも元教え子たちを守りたい教師がわずかな希望を求めて奔走する物語だ。
公開された予告編でユ・アインは、最初の部分に少し姿を現すだけで、ドラマの相当部分から消されたと見られる。公開された報道写真にもユ・アインの姿はなかった。予告編に登場したユ・アインは長髪で、サッカーの試合を応援しながら微笑んでいる。
予告編の大部分を占めたのは、中学校教師であるセギョン(演者アン・ウンジン)だ。子供たちを最後まで守り、村の人々を落ち着かせる姿が収められた。ユ・アインの出演料が縮小されたことで、アン・ウンジンの役割が増えたといえる。
Netflix側は「(ユ・アインの)キャラクターは作品の流れ上、存在するしかない。ただ、視聴者の不便さを最小化しようと監督、作家をはじめとする制作陣が集まって、十分な議論をして再編集した」と明らかにした。
なおドラマ『終末のフール』は、『妻の資格』『密会』『風の便りに聞きましたけど!?』のチョン・ソンジュが脚本を、『人間レッスン』『マイネーム:偽りと復讐』のキム・ジンミンが演出を引き受け、期待を集めている。
『終末のフール』は4月26日にNetflixで配信される予定だ。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。本名オム・ホンシク、韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
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