「LE SSERAFIMのカラーのひとつが“毒気”だ。新曲『EASY』もやはり毒気に満ちている」
LE SSERAFIMの毒気(必死さ、死ぬ覚悟というニュアンス)が通じた。
彼女たちは2月19日にリリースした3rdミニアルバム『EASY』で、夢に描いた米ビルボード「HOT100」初チャートインを記録し、今年最初の活動を終えた。デビュー2年目にしてグローバル市場で跳躍したLE SSERAFIMは、さらに大きな挑戦を目前にしている。
アルバム名と同名タイトル曲『EASY』は、世界最大の音楽市場であるアメリカと日本で一斉に彼女たちにキャリアハイをプレゼントした。また3月10日の最後の音楽番組だった『人気歌謡』(SBS)でも異変なく1位を獲得し、今回の新譜活動で音楽番組7冠に輝いた。
『EASY』は発売9日目の2月27日に、HANTEOチャート基準で販売量100万枚を突破。これでLE SSERAFIMは、2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』、1stフルアルバム『UNFORGIVEN』に続き、3枚のアルバムで相次いでミリオンセラーを達成した。
これまで「堂々」の代名詞と呼ばれたLE SSERAFIMは、今回の『EASY』で大きく変わった。新譜には、LE SSERAFIMの堂々とした姿の裏に存在する不安や悩みについての話を盛り込んだ。イージーリスニングを前面に押し出したタイトル曲『EASY』は、デビュー初期よりも重みを減らし、ヒップな雰囲気に焦点を合わせてイメージの変身に成功した。
アルバムを出すたびに音源、アルバム共に自己最高成績を更新し、段階的な成長を遂げている。特にタイトル曲『EASY』が最新(3月9日付)米ビルボードのメインソングチャート「HOT100」で99位に入った点は、注目すべき成果だ。
前作の初の英語シングルである『Perfect Night』が、米ビルボードの「バブルリング・アンダーHOT100」チャートに2週間入り、認知度を上げた影響が大きかった。
タイトル曲と同名のアルバムは、メインアルバムチャート「ビルボード200」で8位を記録。前作である1stフルアルバム『UNFORGIVEN』の6位に続き、2枚のアルバムを連続して「ビルボード200」トップ10入りさせた。さらに日本のオリコンランキングで自己最高の販売量とポイント新記録を作成するなど、グローバルK-POP人気の先鋒に立っている。
LE SSERAFIMは所属事務所SOURCE MUSICを通じて、「ビルボード“HOT100”入りは、いつも心の片隅に慎重に持っていた夢」とし、「このように(夢が)早く実現できるとは想像もできなかった」と感想を伝えた。
今やLE SSERAFIMは、毎年20万人以上が集まるアメリカ最大の音楽フェスティバル「コーチェラ・バレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」のステージに立つ。
今年、この舞台に上がるK-POPガールズグループはLE SSERAFIMが唯一だ。しかもLE SSERAFIMは4月13日と20日、コーチェラにヘッドライナーとして出演する予定だ。歴代の韓国歌手のなかで、デビュー最短期間でコーチェラ単独公演を繰り広げるアーティストになる。ちなみに2023年はBLACKPINKが同じステージに立った。
来る5月2日のデビュー2周年を控え、アメリカの音楽フェスティバル初出演をコーチェラで飾るLE SSERAFIMが今年実現する成果に、全世界の注目が集まっている。
◇LE SSERAFIMとは?
BTSらを擁する韓国の大手芸能事務所HYBEが傘下レーベルSOURCE MUSICと共にローンチした初のガールズグループ。IZ*ONEメンバーとして活躍したキム・チェウォンと宮脇咲良を筆頭に、カズハ(日本人メンバー)、ホ・ユンジン、ホン・ウンチェらで構成された。2022年5月2日にデビューアルバム『FEARLESS』をリリースしてデビュー。直後にメンバーが1人脱退して5人組となったが、韓国はもちろん、年末にはNHK紅白歌合戦にも出場するなど日本でも話題となった。2023年1月25日、正式に日本デビューを果たした。
■【写真】「服着て!」チェウォン、衝撃の金髪ד鼻ピアス姿”に反響
前へ
次へ