俳優ペク・ユンシクが合意書を偽造し裁判の証拠として提出したと主張し、虚偽告訴の疑いをかけられた30歳年下の元恋人A氏が初公判で公訴事実を認めた。
3月11日、ソウル中央地方裁判所・刑事6単独(ペク・ウヒョン判事)は、誣告の容疑で起訴されたペク・ユンシクの元恋人A氏の初公判を進行した。
この日、A氏は虚偽告訴したという公訴事実を認めた。ただし意図や目的はなかったとし、「司法手続きを進行したからといって自分の助けになることはなかった」と話した。
またA氏は、「私の貴重で愛する家族を保護するために非公開進行の要請を受けてほしい」と裁判所に要請。だが裁判所は「裁判は原則的に公開されなければならない」とし、代わりに私生活と関連した内容が言及されないように進行すると明らかにした。
A氏は2022年、ペク・ユンシクとの民事訴訟と関連し、ペク・ユンシクが合意書を偽造して裁判に証拠として提出したと主張したことで、虚偽告訴の疑惑を受けている。
放送記者出身のA氏は、2013年にペク・ユンシクの30歳年下の恋人であることが知られた。だがA氏は「ペク・ユンシクには20年間交際した他の女性がいる。ペク・ユンシクの息子から暴行を受けた」などと主張。議論を巻き起こした。当時、A氏はペク・ユンシクとプライバシーを漏らさないという合意書を作成した。
だが、A氏は合意書に違反し、2022年にはペク・ユンシクとの出会いから決別、訴訟戦などの私生活まで綴ったエッセイ『アルコール生存者』(原題)を出版した。
これに対してペク・ユンシク側は、合意書違反とプライバシー侵害などを理由に、そのエッセイの出版および販売禁止仮処分訴訟を提起。裁判所は同年4月、仮処分申請を受け入れた。
2023年5月には、本を出版した出版社の代表を相手に提起した出版および販売禁止訴訟で「一部内容を削除せずには発行、印刷、広告をしてはならない」という、原告一部勝訴の判決を得た。現在、控訴審が進行中だ。
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