ソン・ジュンギが息子に対する愛情を表わし、「公開されないことを願う」と話した。
3月6日午前、Netflix映画『ロ・ギワン』で主演を務めたソン・ジュンギのインタビューが行われた。
『ロ・ギワン』は、人生の最後の希望を抱いてベルギーに到着した脱北者“ギワン”と、人生の理由を失った女“マリ”がお互いに惹かれていく映画だ。チョ・ヘジン作家の小説『ロ・ギワンに会った』をベースに作られ、『修学旅行』など多数の短編映画で好評を得たキム·ヒジン監督の初めての長編デビュー作だ。
ソン・ジュンギは劇中、何も持たずにヨーロッパの見慣れない土地・ベルギーにやってきて、唯一の希望である「難民」の地位を獲得するため奮闘する脱北者ロ・ギワンを演じた。
昨年『ファラン』で組織のボス、チ・ゴン役で新たな魅力を見せたが、『ロ・ギワン』で人生のどん底を味わう脱北者に再び変身した。
『ロ・ギワン』は公開3日でNetflixグローバルTOP10映画(非英語作品)部門3位を記録し、韓国をはじめ、インドネシア、日本、フィリピン、モロッコ、カタールなど、12の国でTOP10に名を上げるなど注目を集めている。
ソン・ジュンギは人生の大きな変化を迎えたりもした。
先立って昨年1月、イギリス出身の恋人ケイティ・ルイーズ・ソーンダースとの結婚とともに、彼女が妊娠していることを明かしたソン・ジュンギ。同年6月には息子の誕生を報告し、父親になった感想を公開した。
最高の幸せを感じた時期に、凄絶な人物としてギワンを演じながら、さまざまな感情を行き来した。
『ロ・ギワン』がNetflixで3位に上がったことに対して、ソン・ジュンギは「公式的な数値が高い順位に上るのは嬉しい。やはり、Netflixで公開されるとなると、他の文化圏の反応も気になる。他の文化圏でこの映画をどう見ているのか気になる」と話した。
同作を手がけたキム・ヒジン監督は前日に行われたインタビューで「結婚と息子の誕生がソン・ジュンギさんに良い影響を与えたように思える。かなりコンディションや心に余裕があるように見えたからだ」と話した。
これに対してソン・ジュンギは「妻が妊娠してからは撮影時も一緒にいた。チームの立場で私に余裕を感じたのなら良かった。でも 私はいつも同じだと思う。日常生活で感情の起伏が激しい方ではないので」と答えた。
家族が増え、良き夫、良き父親のイメージが強くなった点については、「個人的に一家の大黒柱になって変わったことはない。ふだんの日常生活だ。そういったイメージが強くなったのかさえ、よく分からない。ただ幸せに暮らしている」と話した。
続けて、「関心を持たれることへのプレッシャーはないが、息子が生まれて“息子の顔が世間に公開されなければ良いな”という思いはあった。私の職業的に。日常的な生活をすべて見せることはできない。それはプライバシーだから。赤ちゃんに対するそういう考えはある。私がどんなイメージで映し出されるのか分からないし、そのようなことに関心を持つスタイルではない」と付け加えた。
また、退屈なキャラクターとありきたりなストーリーが嫌いなため、『ファラン』『ロ・ギワン』などの作品を選んだと話した。
ソン・ジュンギは「退屈したくない。『ファラン』はお金にならないから所属事務所の代表は反対したりもした。それでも理事や他の方々は応援してくれた。 現実的に難しくても、主演俳優として興行はいつも望んでいる。 みんなそうでしょう」と話した。
ソン・ジュンギが主演を務めた映画『ロ・ギワン』はNetflixにて配信中だ。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・ジュンギ プロフィール
1985年9月19日生まれ。2008年、大学生のときに映画『霜花店 運命、その愛』に出演しデビュー。いくつかのドラマ出演を経て、2010年に『トキメキ☆成均館スキャンダル』の主要キャストに抜擢されブレイク。2012年にはドラマ『優しい男』、映画『私のオオカミ少年』の出演を機に一躍人気俳優に。2013年に陸軍に入隊し、2015年に除隊した。翌年にドラマ『太陽の末裔~Love Under The Sun~』で復帰し、同作で共演したソン・ヘギョと2017年に結婚するも、2019年6月に離婚。2023年1月、ケイティ・ルイーズ・ソーンダースと結婚したと発表した。
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