BLACKPINKやTREASURE、BABYMONSTERなどが所属する韓国大手芸能事務所YGエンターテインメントが中期配当政策を発表した。
YGエンタは2月29日に理事会を開催し、「中期配当政策樹立」について決議したことを明らかにした。
これにより、YGエンタは株主の収益率に対する長期予測可能性及び株主価値向上のため、2024年から2026年までの3年間、別途基準当期純利益の10~20%に該当する現金配当を実施する。
同日の取締役会で決議された2023年の現金配当は1株当たり300ウォン(日本円=約33円/昨年250ウォン=約28円)で、配当総額は約56億ウォン(約6億3052万円)だ。
YGエンタ創業者で知られるヤン・ヒョンソク統括プロデューサーは今年1月、200億ウォン(約22億5297万円)に相当する自社株46万1940株を買い入れていた。
YGエンタ関係者は「今年1月の筆頭株主の自社株買い入れを皮切りに、今回の中期配当政策を決議することにより、株価安定化はもちろん企業価値と株主利益のための努力を継続していくだろう」と述べた。
YGエンタは2023年、所属アーティストの活動増加と世界各国におけるファンダム拡張により、連結基準売上高5692億ウォン(約640億円)、営業利益869億ウォン(約97億円)と最大実績を達成した。これはそれぞれ前年比45.5%、86.4%増加した実績だ。
2024年、YGエンタはデビュー曲発表と同時に世界中のファンから絶大な関心を集める新人ガールズグループBABYMONSTERが、4月のミニアルバムリリースを皮切りに本格的な韓国国内外での活動を始める。
ボーイズグループTREASUREは3月まで続く日本ツアーを開催中であり、連続でアジアツアーの実施も発表するなど、アジアにおける確固たる位置づけのためのプロジェクトを稼働している。
また、デビュー10周年を迎えるAKMUも多彩なプロジェクトを通じて海外市場進出を準備しており、昨年12月にグループ活動契約を締結したBLACKPINKも具体的な活動に乗り出す。
そのほか、日本やタイでの現地オーディションを通じたグローバル新人発掘・育成プロジェクトも継続する計画だ。
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