俳優ペク・ユンシク(76)の30歳年下の元恋人A氏が虚偽事実を告訴した容疑で裁判にかけられる。
1月23日、法曹界によると、ソウル中央地検・刑事3部(チョ・ソクギュ部長検事)は同日、A氏を誣告容疑で在宅起訴した。
A氏は、ペク・ユンシクが自分と一緒に合意書を作成したことがないにもかかわらず、それを偽造して民事裁判に証拠として提出し、虚偽で告訴した容疑をかけられている。
2013年に作成された本物の合意書には、ペク・ユンシクと破局後、私生活を漏洩しないという内容が含まれていた。それを破った場合の違約罰条項も書かれていたとされる。
検察は、A氏が合意書を自ら作成したが、それを破って私生活を流布し、数億ウォン(数千万円)の罰金を支払う状況になると合意書は偽造されたものと主張したと見ている。
先立って2013年、ペク・ユンシクとA氏の関係がとあるメディアの写真報道を通じて明らかになった。30歳の年の差を乗り越えた2人は、5カ月余り交際していると知られた。
世間を大いに驚かせたが、2人は熱愛発覚からわずか1カ月で破局することに。その過程でA氏は「ペク・ユンシクに他の女がいた」「交際を反対した2人の息子に暴行された」などと主張し、ペク・ユンシクから虚偽事実の流布、暴行、住居侵入および退去不応などで訴えられた。
だが3カ月後の2014年2月、A氏側がペク・ユンシクに謝罪の意思を伝えたことで、A氏を相手に提起された訴訟はすべて取り下げられた。
それから8年後の2022年2月28日、今度はA氏がエッセイ『アルコール生存者』(原題)を出版。同書の説明文には、「66歳の男性俳優と36歳の女性記者の愛。30歳の年齢差にもかかわらず、男女は恋に落ち、世間の話題になった。“愛すれば同い年だ”。それがその時の私の考えだった」などと書かれた。
A氏のエッセイ『アルコール生存者』には、彼女がペク・ユンシクの家族と行った訴訟合戦、お酒なしでは一日も耐えられなくなったアルコール依存症の話に加え、ペク・ユンシクとの初夜、結婚および妊娠計画についても書かれたと宣伝された。
それを受けてペク・ユンシク側は、A氏を相手に出版禁止訴訟を提起し、仮処分申請を提出。裁判所は同年4月、「回復できない損害を与える可能性がある」と仮処分の申立てを認めた。
さらに2023年5月、出版および販売禁止訴訟の1審でも、裁判所は「書籍の一部内容を削除し、すでに配布されたものは回収せよ」とペク・ユンシクを支持。現在、控訴審が進行中だ。
なおペク・ユンシクは、昨年12月に韓国で公開された映画『露梁:死の海』(原題)に出演した。
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