20代を歌った曲とお別れ…30歳になったIUの新しいメタファーは「愛が全てに勝つ」

2024年01月23日 K-POP #IU(イ・ジウン)

「年齢」を卒業した歌手のIUが、より強くなった愛の歌で30代の物語をを作っていく予定だ。

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IUは1月24日、先行公開曲『Love wins all』をリリースし、3月に新しいミニアルバムを発表する。

今年でデビュー15周年を迎えたIUは、『Good Day』『YOU&I』『Friday』『Through the Night』など、数多くのヒット曲を保有する韓国最高の女性ソロアーティストだ。

今回の新曲『Love wins all』は、2021年12月29日発売した『Pieces』以来2年ぶりの新譜で、30歳になって初めて発表する曲という点で意味深い。

IUにとって年齢はインスピレーションの源だった。これまで『Twenty-three』『Palette』『eight』などを通じて自分の“現在”を歌ってきた彼女は、大人になる過程で少しずつ自分のことを知り、2021年に発表した『LILAC』で20代との輝かしい別れを告げた。

IU
(写真=EDAMエンターテインメント)

30代になったIUは、さまざまな挑戦と変化を迎えている。注目すべき点は、彼女が年齢をテーマに使わなくなったことだ。

これは、ある程度予見されたことでもある。2022年9月、IUはソウルオリンピック主競技場で開催された単独コンサートで自身の代表曲『Good Day』と『Palette』を公演で歌わないと宣言した。

18歳に歌った『Good Day』、25歳に歌った『Palette』は過去に残し、卒業すると強調した。

そして30歳になって帰ってきたIU。より頑丈な愛の歌で、30代の物語を始めようとしている。

新しいインスピレーションの源として年齢ではなく、愛を選んだのだ。『Love wins all』は『Secret』『Dear Name』『Love poem』『My sea』などを継ぐIUの“大曲バラード”だ。憎しみよりも愛し合いながら多様な姿で生きるみんなを尊重し、応援したいというメッセージが込められている。

IU
(写真=EDAMエンターテインメント)

IUがこれ以上年齢を歌わないことは、同年代にとっては残念な知らせだ。しかし、次のステップを準備する30代のIUを待つ楽しみもある。3月に公開されるミニアルバムには全5曲が収録される予定。より大人びたIUが描く30代への期待感が募る。

業界関係者は「今までの音楽がそうだったように、IUは韓国を代表するシンガーソングライターとして感じる今の感情と考えなど、多様なメタファーを歌に盛り込んできた。自分の音楽をやりながら大衆性まで得るのは容易なことではないが、IUは新しいアルバムのお知らせだけで大衆に期待感を持たせる力がある」と話した。

『Love wins all』のミュージックビデオには、現在兵役中のBTS・Vが出演する。2人とも役者としても活動しているため、“青春男女”の2人が披露する演技に期待が集まる。

IU『Love wins all』
(写真=EDAMエンターテインメント)

IUは新しいアルバムの発売後、約5年ぶりのワールドツアーでグローバルな活動に乗り出す。

3月2・3日、9・10日にKSPO DOME(旧体操競技場)でのソウル公演で幕を開け、横浜、ジャカルタ、ベルリン、ロサンゼルスなど世界18都市をめぐる予定だ。

◇IU プロフィール

1993年5月16日生まれ。本名イ・ジウン。韓国・ソウル出身。2008年にソロ歌手としてデビューした。芸名のIU(アイユー)は“I”と“YOU”の合成語で「あなたと私が音楽で1つになる」という意味が込められている。女性ソロ歌手としてトップに君臨しつつ、女優業も並行。2011年のドラマ『ドリームハイ』で連ドラ初出演&初主演を果たし、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』などで主演を務めた。2023年3月30日、映画『ドリーム~狙え、人生逆転ゴール!~』の制作報告会で、女優活動時の名前も本名からIUに統一すると発表した。

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