日本で最も長い伝統と権威を持つ授賞式で受賞した海外アーティストはたった2チームだった。その主人公はENHYPENとNewJeans。いずれもHYBEレーベルズのアーティストである点が目を引く。
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12月30日、日本のTBSで生中継された『第65回輝く! 日本レコード大賞』(以下『日本レコード大賞』)では、ENHYPENとNewJeansが受賞の栄誉に輝いた。ENHYPENは「特別国際音楽賞」、NewJeansは「優秀作品賞」と「特別賞」を獲得した。
日本作曲家協会主催で1959年から始まった『日本レコード大賞』で、海外アーティストの受賞の意味は格別だ。現地での人気はもちろん、強力な世界的影響力なしには日本歌手の壁を乗り越えにくいからだ。
このような授賞式でENHYPENは、BTSとSEVENTEENに続き「特別国際音楽賞」を受賞した3番目の海外アーティストになった。世界のトップアーティストに仲間入りするだけではなく、K-POP界の先輩たちに続くバトンタッチ走者に選ばれた彼らは、デビュー後最短期間(3年)で同賞を受賞する快挙を成し遂げた。
ENHYPENは今年9月、ワールドツアーの一環として初の日本ドームツアー(東京ドーム、京セラドーム大阪)も行ったが、K-POPボーイズグループの中で最短期間での東京ドーム入りという快挙を成し遂げた。
また、『サマーソニック2023』、アメリカを代表する感謝祭パレード『Macy's Thanksgiving Day Parade』のような海外の主要ステージにも立った。
一方のNewJeansは今年一年、グローバルスターとして活躍。『レコード大賞』では「優秀作品賞」と「特別賞」の2冠に輝いた。
「優秀作品賞」は、その年発表された曲の中で大衆に大きな人気を得ただけではなく、芸術性、独創性、企画性に優れた曲に与えられる。この部門で『Ditto』が外国曲史上初の受賞作となり、NewJeansは海外アーティストとして初めて大賞候補まで上がった。
この日の大賞は日本の歌手に贈られたが、NewJeansはその年話題になったアーティストまたは歌に与えられる「特別賞」を受賞し、2冠を達成。K-POPの地位を高めた。
今年1月のシングル『OMG』と、7月の2nd EP『Get Up』で音源チャートを席巻し「NewJeansシンドローム」を巻き起こした彼女たち。K-POPグループの中でデビュー後最短期間(1年)で米ビルボードの「ビルボード200」で1位になり、メインソングチャートである「ホット100」にも5曲がランクインした。このような成果を基に、NewJeansは年末に行われている各種授賞式で大賞を席巻。『2023ビルボードミュージックアワード』では「Top Global K-POP Artist」にも輝いている。
(記事提供=OSEN)
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