韓国公共放送が10億円規模のアイドルオーディション誘致へ、人気番組廃止でデモされるも挽回狙う

2023年12月26日 番組

人気バラエティ番組の廃止により批判が殺到した韓国公共放送KBSが、大々的な変化を予告した。

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12月26日、KBSの上位関係者によると、KBSは2024年に100億ウォン台(約10億円台)の制作費が投入されるアイドルオーディション番組の誘致や、正統派トークショーの制作、コストパフォーマンスに優れたバラエティ番組を新設する方針だという。これらは現在、企画段階にある。

先立ってKBSは、2017年にオーディション番組『The Unit~アイドル再起プロジェクト』を制作したことがある。これは、すでにデビューしたアイドルに再デビューのチャンスを与えるという番組で、オーディションの発表2日後には350人余りの志願者が集まった。

また、2013年の『キム・スンウの乗勝長駆』以来となる中高年層視聴者向けの正統派トークショーを復活させる。当時、『キム・スンウの乗勝長駆』には、キム・ナムジュ、ファン・ジョンミン、Wonder Girls、PSY、シン・ドンヨプ、イム・ジェボム、IU、アン・ソンギなど、多方面で活動するスターたちのトークが好評で、最高視聴率15%を達成した。

そのほかも、受信料の分離徴収で財源に困っているKBSは、低コスト・高効率番組の制作も手がける。

子会社KBS joyで放送中の『何でも聞いて菩薩』の場合、1回当たりの製作費が3000~5000万ウォン(約300~500万円)で、地上波番組の1/10ほどだ。しかし、根強い話題性で人気長寿番組に生まれ変わったこともあり、この成功事例をベンチマーキングして“コスパ”に優れたバラエティ製作に注力する。さらに、能力中心から、若くて有能な人材に演出機会を与えるという内部指針も取りまとめた。

先立って18日、KBSは低視聴率を理由に、人気バラエティ『ホン&キムのコイントス』などの廃止を電撃決定し、視聴者から大きな批判を受けた。

ホン&キムのコイントス
(画像=KBS)『ホン&キムのコイントス』

トラックデモまで敢行した視聴者の反発にもかかわらず、このような決定を下したKBSが大々的な刷新で、バラエティ黄金期を迎えることができるか注目が集まっている。

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