ボーイズグループOMEGA Xがテンパリング(専属契約期間中に他事務所と事前接触すること)疑惑を提起したYouTubeチャンネルへの法的対応について、進行状況を明らかにした。
12月20日、OMEGA Xの所属事務所IPQは公式立場を発表し、「そのYouTubeチャンネルに対する映像削除および掲示禁止仮処分申請に対して、裁判所は該当チャンネルに掲載された多数の映像で真実ではない表現行為が使われ、これはOMEGA Xの人格権を侵害する行為として許容できないと判示した」と伝えた。
続けて「裁判所は上記の内容に対する削除を命じ、これを削除しない場合、違反日数に対する履行強制金を賦課する内容の決定を下した」と述べた。
所属事務所側は「今年1月にSPIREエンターテインメントとの専属契約効力停止仮処分訴訟で勝訴した後、IPQと専属契約を締結したことをテンパリングと見なすのは、当社所属アーティストの名誉権を重大に侵害する行為だ」と強調した。
2021年6月30日に1stミニアルバム『VAMOS』を発売してデビューしたOMEGA X。彼らは2022年10月、録音ファイルを通じて、当時の所属事務所SPIREエンターテインメントの女性代表から暴言や暴行の被害を受けていた事実が明らかになった。
OMEGA Xは同年11月に記者会見を開き、自分たちの言葉で女性代表から受けたセクハラやパワハラについて明かしたりもした。今年1月には、事務所を相手にした専属契約効力停止仮処分訴訟で勝訴した。
最終的に5月、「前所属事務所SPIREエンターテインメントと慎重かつ長い議論の末、専属契約を解約することで相互円満に合意した」と伝えた。そして7月にIPQと専属契約を締結し、活動を続けている。
所属事務所の公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは。IPQです。
当社所属アーティストOMEGA Xと関連し、テンパリング疑惑で虚偽事実を流布したYouTube「イン・ジウンK-pop idol trainer」チャンネルに対する現在の対応進行状況をお伝えします。
YouTube「イン・ジウンK-pop idol trainer」チャンネルに対する映像削除および掲示禁止仮処分申請に対して、裁判所は該当チャンネルに掲載された多数の映像で真実ではない表現行為が使われ、これはOMEGA Xの人格権を侵害する行為として許容できないと判示しました。
合わせて裁判所は上記の内容に対する削除を命じ、これを削除しない場合、違反日数に対する履行強制金を賦課する内容の決定を下しました。
これは12月19日、YouTube「イン・ジウンK-pop idol trainer」チャンネルでテンパリング疑惑を提起した映像において、イン・ジウンが主張したテンパリングの根拠の事実が虚偽事実と判明したことであり、大きな意義があります。
今年1月にSPIREエンターテインメントとの専属契約効力停止仮処分訴訟で勝訴した後、IPQと専属契約を締結したことをテンパリングと見なすのは、当社所属アーティストの名誉権を重大に侵害する行為です。
また、不特定多数の人々が虚偽事実の込められた映像を視聴することで、アーティストの名誉を傷つけてきました。
これに対して8月、YouTube「イン・ジウンK-pop idol trainer」チャンネルに掲示された本事案関連映像に対する放送禁止仮処分および虚偽事実流布にともなう名誉毀損、営業妨害に対する刑事告訴を完了した経緯があります。
当社は本事案に対する後続措置として、名誉毀損の素地が大きい映像全体の削除のための本案訴訟を提起する計画であり、OMEGA Xの保護と円滑な活動のために最善を尽くすことを約束します。
ありがとうございます。
■「女性が被害者だったら重罪に」…OMEGA Xが女代表のセクハラを暴露
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