明らかになったのは「麻薬をしていない」という事実だけ…G-DRAGONの麻薬投薬疑惑とは何だったのか

2023年12月15日 話題 #BIGBANG

歌手G-DRAGONに対する麻薬疑惑は、最終的に「嫌疑なし」で不送致決定される。

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陳述から始まった疑惑は結局のところ、「G-DRAGONは麻薬をしていない」ということしか明らかにできなかった。過去最大級の“魔女狩り”と呼ばれる理由だ。

仁川(インチョン)警察庁・麻薬犯罪捜査隊は12月13日、麻薬類管理に関する法律違反の疑いで調査したG-DRAGONを「嫌疑なし」で来週中に不送致する方針と明らかにした。

警察はG-DRAGONとともにソウル江南(カンナム)の遊興施設を訪問した芸能人やそこの女性職員など6人を参考人として調べたが、容疑を立証する供述を確保できなかったという。

警察“公認”の「麻薬をしていないスター」に

そもそも警察がG-DRAGONを麻薬投薬の疑いで捜査したきっかけは、「陳述」だった。陳述を基に内偵に着手したが、その過程でG-DRAGONは「麻薬投薬芸能人」と報道され、事件が大きくなった。

G-DRAGON
(写真提供=OSEN)G-DRAGON

内偵の段階で、実名や正体を特定できるような内容が伝えられることは異例だ。これに対しG-DRAGONは、2度にわたって「私は麻薬を投薬した事実がありません。また、最近マスコミに公開された“麻薬類管理法律違反”に関するニュース報道内容とも無関係であることを明らかにする次第です」と主張。また、警察に自ら出頭して取り調べを受けるなど、堂々とした姿勢を見せた。

G-DRAGONの簡易試薬検査、毛髪や爪の精密鑑定の結果は「陰性」だった。その後、G-DRAGONに対する捜査はほとんど止まった。彼に先立って麻薬投薬の疑いで調査を受けた俳優イ・ソンギュンにいたっては、57日間も足踏み状態だ。

これといった疑いを探し出せなかった警察は、G-DRAGONに対して「嫌疑なし」で不送致する方針を下し、捜査を終えるものと見られる。このまま捜査が終われば、G-DRAGON自身が話した「事必帰正」(必ず正しい道理に帰する)となる。

警察は、供述から始まった“無理な捜査”という指摘も避けられない。特にK-POPをリードする代表的なアーティストに対して、これといった証拠もなく、ただ陳述だけに依存して捜査を始め、さらには容疑が明らかになってもいないのに実名が公開されたという批判からも自由ではない。

しかしキム・ヒジュン仁川警察庁長は12月14日、担当記者団との懇談会で「(捜査初期に)G-DRAGONの麻薬投薬容疑に関するかなり具体的な情報提供があった。情報提供を土台に全般的に捜査したが、犯罪事実を発見できなかった」とし、「具体的な情報提供があるのに捜査をしなければ、それがさらにおかしいのだ。捜査に着手し、疑惑がなければないと明らかにすることも警察の義務」と説明した。

標的捜査をしたが結局明らかになったのは、「G-DRAGONは麻薬をしていない」ということだけだった。同時に、供述から始まった警察の捜査が無理だったことも証明された。

いずれにしてもG-DRAGONは、警察が認める“麻薬をしていないスター”となった。

(記事提供=OSEN)

◇G-DRAGON プロフィール

1988年8月18日生まれ。本名クォン・ジヨン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビュー。BIGBANGのリーダーで、グループ内ではラッパーを担当している。作詞・作曲、そしてプロデュースのスキルにも定評があり、数多くの楽曲をヒットさせた。2019年10月に除隊。2022年4月に『Still Life』を発表して約4年ぶりにカムバック。2023年6月にYGエンターテインメントとの契約が終了した。

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