「赤い髪のドラキュラはこれが最後」ジュンスが語る“これから”が特別な意味を持つ理由【インタビュー】

2023年12月16日 話題

「赤い髪のドラキュラは、これが最後です」

【写真】ジュンス、『ドラキュラ』控室で見せた“赤ちゃんでしかない”メイク経過

現在韓国で公演中のミュージカル『ドラキュラ』10周年記念舞台で主演を務めるキム・ジュンスが、自身の演じるドラキュラに対する思いを語った。

去る12月6日から来年3月3日までシャルロッテシアターで公演が行われる『ドラキュラ』10周年記念舞台。ジュンスは2014年の初演から10周年記念舞台の全公演で主人公ドラキュラ伯爵を演じ、今や『ドラキュラ』彼の人生を語るにあたって欠かせない存在となった。

ジュンスはそんな『ドラキュラ』に対して「ミュージカルがこういうものだということを教えてくれた作品」と語る。

「初演のときに、僕の考えとアイディアをアピールしながら演じた。僕にとっては最も大きな変化を与えてくれた作品だ。5度も演じることができて、運がよかった。やりたい作品がほかにあっても、常に『ドラキュラ』を最優先にした。個人的に愛着のある作品の10周年記念舞台に立つことができて嬉しい」

ジュンス
(写真提供=ODカンパニー)

ジュンスは『ドラキュラ』の初演舞台で、鮮やかな赤いヘアカラーを披露。その後、同作では赤い髪がドラキュラの象徴のように位置付けられた。ジュンスは「今回も同じ髪色で舞台に立つ」としながらも、「赤い髪は週に1回染め直す必要があって、大変だ。赤い髪のドラキュラは、今回が最後になるだろう」と強調した。

同じ役で5度も舞台に立つということは、シーズンごとによりよい演技を披露する必要があるだろう。そんな自分への挑戦については、こう語っている。

「いつも最善を尽くしているつもりだけど、それ以上にもっと頑張らなければいけない。毎回正解がないし、毎回やってみたいことも変わる。今回の舞台では、“400年前にエリザベスとドラキュラがあったとき、どのように対話を導いていったのだろうか”という部分をよく考えた。以前よりもっと親しく演じてみようと思う」

毎年ミュージカルの舞台に立ちながら、歌手活動も一切手を抜かないのがジュンスだ。単独コンサートも必ず開催し、まさに“疲れ知らず”の情熱を見せている。ジュンスのエネルギーの源とは、どんなものだろうか。

「ミュージカルを1年中やりながら、そんななかでコンサートも毎年6回以上開催している。そんな俳優はおそらくいない。ミュージカルとコンサートで、ほぼ1年が終わる。それだけ公演回数が多いにもかかわらず、毎回客席を埋め尽くしてくれる方々がいる。そんな姿を見ると感謝の気持ちが尽きず、本当に毎回最善を尽くそうと思える。ファンが僕の原動力だ」

ジュンス
(写真提供=ODカンパニー)

“400年待ち焦がれた愛”がテーマの『ドラキュラ』だが、ジュンスもまた“運命の愛”を待ちわびているらしい。ジュンスは「運命の愛を待っている。すごく現実的なので、本来そういったことを信じるのは好きではない。しかし、愛に関しては運命があればいいなという気がする。この人だ、一目でこの人だ、ただこの人だと思う、みたいな…」と自身の理想を語った。

2004年に東方神起のメンバーとして芸能界に足を踏み入れ、いつしか芸歴20周年を迎えたジュンス。彼からすれば、まさか20年も舞台で活動できるとは思わなかったという。

「20周年を迎えて、このように公演をできるということだけでもありがたい。実際に、これまで未来を約束しなかった。約束して、成し遂げられなかったらと思うと怖かった。本当にこんな日が来るとは思わなかった。毎年“これが最後の公演だ”と思って準備していたけれど、20年間で放送された回数は片手で数えられるほどだった。ミュージカルの広報放送にすら、出られなかった。そういった背景もあって、毎年“いつか忘れられるだろう”という気持ちがあって遠い未来を考えることができなかった。ただその年だけに集中することを繰り返して、20周年を迎えた。今後もそうだと思う。強い人が長続きするのではない。長続きすれば強くなれるという気持ちで長く活動しなければね、最大限」

ジュンス
(写真提供=ODカンパニー)

「長く舞台に立ち続けたい」という気持ちが芽生えてから、彼の人生はさらにシンプルになったという。本番に向けて体力を温存しなければならないので毎日8時間の睡眠を確保しており、そのため睡眠時以外はほとんど自宅と舞台の往復で一日が終わってしまうそうだ。

そんなジュンスは、「遠い未来でも舞台に立っていたい」と語る。

「老人のメイクがいらない年まで、ドラキュラ伯爵をやりたい。あ、でもそのときには若くなることができないな…それでも個人的には、リュ・ジョンハンさんが50歳まで舞台に立ってらっしゃったので、僕もそのぐらいまでやりたい」

舞台に立つごとに最後を意識していたジュンスは、いつしか遠い未来まで見通せる威厳に満ちたスターとなった。これから繰り広げられる多彩な活躍には、一層の期待が寄せられることだろう。

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