忘れかけた頃に浮上するK-POPアイドルの飲酒運転の不祥事がファンの怒りを買っている。
飲酒運転は大事故につながりかねない重大な犯罪だ。しかし一瞬の誤った判断で、自分自身だけでなく、所属するグループにも大きな迷惑をかけるアイドルが毎年のように出てくる。
先立って11月6日、ボーイズグループDKBのメンバー、テオが飲酒運転でグループを脱退すると知らせた。
所属事務所BRAVEエンターテインメントは公式ファンカフェを通じて、「10月30日、所属アーティストのテオが警察に飲酒運転で摘発され、免許取り消し処分を受けた事実を確認した」とし、「当社はテオ君に飲酒運転は理由を問わず、絶対に容認できない行動であることを伝え、当事者との慎重な議論の後、グループに被害を及ぼすことはできないという本人の意見を受け入れ、テオの脱退を決定した」と明らかにした。
続けて「テオ君は現在、本人の成熟していない行動を深く反省している」とし、「今回の事案の深刻性と責任感を痛感しているだけに、今後、当社は所属アーティストの管理および教育などに万全を期す」と付け加えた。
テオも自筆の手紙を通じて「不祥事で物議をかもしたことに対して大きな失望を感じたファンの方々に申し訳ない」とし、「送ってくださった愛と応援を裏切る無責任な行動だった」と謝罪した。
特にDKBは、11月に新曲リリースを控えていた状況だったため、テオはカムバックを目前にして脱退し、グループにも大きな被害を与えた。
所属事務所側は「今後DKBは8人体制でチームを再整備し、活動を継続する予定」とし、11月のカムバックを予定通り進行すると発表した。テオの脱退によって、短時間での再レコーディングおよび振り付け動線の変更となった残りのメンバーには、ファンの応援が続いている。
振り返れば2022年9月には、VICTONのメンバー、ホ・チャンがソウル江南（カンナム）付近で飲酒運転し、警察に摘発された。当時、彼の血中アルコール濃度は免許取り消しレベルだったとされる。
所属事務所は当時、「ホ・チャンが絶対にしてはならない過ちを犯した点について大きく反省し、深く悔いている。ファンの皆様と関係者の方々に迷惑をかけることになった点についても申し訳ない気持ちを禁じ得ない」と謝罪した。
ホ・チャンは自筆の手紙を通じて「皆さんが受けた傷と失望感の数倍をさらに深く感じて深く反省し、取り返しのつかない行動に向けた、すべての非難と叱責を心の中に刻み、今後自分自身に恥ずかしくない人間になるために心から反省して生きていく」と頭を下げた。
その後、ホ・チャンはすべての活動を中断し、VICTONは予定されたファンコンサートとスケジュールなどを5人体制で進行。メンバーたちと議論の末、最終的にホ・チャンはグループから脱退した。
その他にもAB6IX出身のイム・ヨンミンが2020年、AB6IXカムバック前に知人たちと酒を飲み、宿舎に移動して飲酒運転で摘発され、免許取り消し処分を受けた。
当時、カムバックを控えていたAB6IXは、リーダーであるイム・ヨンミンの飲酒運転問題で新しいアルバムのリリースが延期となり、4人体制でグループを再整備することになった。また、撮影を終えたバラエティ番組からも全カットになるなど、多大な迷惑をかけた。
イム・ヨンミンは「自分のせいで消えない傷を負うことになったメンバーたちに、恥ずかしい兄にならなければならないこの状況がとても情けないし辛い」とし、「今回のことで多くの被害を受けた会社の家族にも、心より謝罪の言葉を申し上げたい。今回のカムバックのために長い時間、血と汗を流して準備したメンバーたち、そして数多くのスタッフの労苦が一瞬の私の愚かで無責任なミスで毀損され、本当に面目がない」と謝罪した。
飲酒運転はどんな状況でも罪質の悪い犯罪だ。だが、カムバックなどの特に重要なスケジュールを控えて飲酒運転するということはさらに無責任な行動であり、一緒に苦楽を共にしたメンバーと会社、自分を応援してくれたファンに消えない傷を与える行為だ。
多くのイベントや集まりのある年末は、特に警戒心を持たなければならない時期だ。
（記事提供＝OSEN）
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