“BTSは不在だが…” HYBEの第4四半期の売上が史上最高と予想される理由

2023年11月06日 K-POP #BTS

HYBEがボーイズグループの人気に支えられ、史上最高の売上を記録する見通しだ。

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今年の第4四半期の売上高は昨年同期比べ20.7%上昇した6441億ウォン(約741億円)、営業利益は昨年同期比べ77.2%上昇した903億ウォン(約104億円)になるという予想だ。

キウム証券のイ・ナムス研究員は「10月にSEVENTEENが初動で509万枚、TOMORROW X TOGETHERが初動225万枚を記録、11月にBTS・JUNG KOOKとENHYPEN、&TEAMらボーイズグループの勢いが続く見込みだ。ボーイズグループの活躍、大型ワールドツアーの持続によってトップラインとマージン共にレコードハイ達成を展望する」と説明した。

HYBEの第3四半期の売上高と営業利益は市場の予想を上回った。

売上高は5379億ウォン(約619億円)で昨年同期比べ20.7%成長し、営業利益も19.9%上昇した727億ウォン(約83億円)を記録した。

イ研究員は「第3四半期、アルバムの売上枚数は前期の1200万枚より480万枚減少した720万枚を記録したが、JUNG KOOKのデジタルソロシングルと海外レーベルの同時成長でストリーミングが大きく改善され、前年同期比べ104.4%が成長した2641億ウォン(約304億円)の売上を達成した」と明かした。

JUNG KOOKは米ビルボードのメインチャート「ホット100」でソロ曲『3D』が2週連続58位となり、チャート入りに成功した。

JUNG KOOK『Seven』
(画像=HYBE)

「グローバル200」ではJUNG KOOKの『3D』と『Seven』がそれぞれ5位と8位を、BTS・Vのソロアルバム『Layover』のタイトル曲『Slow Dancing』と収録曲『Love Me Again』がそれぞれ70位と185位を記録した。また、JIMINのソロアルバム『FACE』のタイトル曲『Like Crazy』も95位にランクインし、BTSの冷めない人気を実感させた。

また、TOMORROW X TOGETHERもヨーロッパ最大の音楽授賞式「MTV EMA」でBest Push賞を受賞し、2年連続受賞の喜びを味わった。

来年の売上高は “今年より8.7%増”の見通し

このようなボーイズグループの勢いは、海外ツアーにつながる見通しだ。

SEVENTEENは第4四半期に日本ドームツアー10回と、来年第1四半期アジアツアー4回(フィリピン、マカオ、タイ)、TOMORROW X TOGETHERは韓国でアンコール公演2回、ENHYPENはアメリカで7回公演を開催する予定だ。

イ研究員は「第4四半期には主力アーティストのアルバム発売、コンサートチケット実績改善公演と年末シーズングリーティングMD販売などで実績改善をリードするはずだ」と予想した。

BTSの不在による影響は、コンテンツの事前制作と来年6月のJINの除隊後、2025年の完全体活動までの順次ソロ活動の強化で対応するものと見られる。

世界最大ストリーミングサービスSpotifyが発表した最新(11月3日付)デイリートップソンググローバルでJUNG KOOKのソロアルバム『GOLDEN』のタイトル曲『Standing Next to You』がストリーミング数647万2019回で2位に上がるなど、冷めない人気を見せている。

HYBEの関係者は「『GOLDEN』の収録曲が発売当日に計3965万3740回再生されたが、これはK-POPソロ歌手のチャート登場日基準で最多新記録だ」とし、「K-POPグループとしての最多記録は、昨年発売されたBTSのアンソロジーアルバム『Proof』(4756万5917回)で、JUNG KOOKはグループはもちろんソロとしても最高の記録を保有し、グローバル音楽市場で驚くべき存在感を証明した」と説明した。

このような評価をもとに、キウム証券はHYBEの来年の売上高は前年比べ8.7%増加した2兆4065億ウォン(約2771億円)、営業利益は前年比べ10.5%増加した3279億ウォン(約377億円)と見通しを立てた。

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