元フェンシング女子韓国代表のナム・ヒョニ（42）が、元恋人チョン・チョンジョ（27）の詐欺容疑共犯者として告訴され、被疑者として立件された。
【写真】ナム・ヒョニ、“性的関係”時の状況を告白「男だった」
ナム・ヒョニは11月6日14時20分頃、ソウル松坡（ソンパ）警察署に出頭。詐欺の共謀疑惑に関する取材陣の質問には何も答えず、取調室へと向かった。
同日午前、ソウル警察庁の関係者は定例記者会見で「被害者から告訴された件があり、ナム・ヒョニを被疑者として立件した。召喚して取り調べる予定だ」と明らかに。続いて「チョン・チョンジョの共犯として告訴された件についてはまず確認する予定であり、必要であれば（チョン・チョンジョの送検前に）対質調査を行う」と述べた。
先立って2日、ナム・ヒョニは法律代理人を通じて「（チョン・チョンジョに）誰よりも徹底的に利用され、最後の標的になる直前にチョン・チョンジョの詐欺行為が発覚した。世間を騒がせて恥ずかしく申し訳ない」という立場を明らかにしている。
その2日後、ナム・ヒョニ側はチョン・チョンジョから贈られたベントレー、貴金属類、ブランドバッグなど計48点を証拠品として警察に任意提出し、嘘探知機の調査を要請した。
現在までチョン・チョンジョ詐欺事件に関して警察に受け付けられた告訴・告発の件数は11にも上る。また陳情は1件で、被害者は20人、被害規模は約26億ウォン（約3億円）と把握されている。
警察関係者はチョン・チョンジョの詐欺の手口に関して「大部分が、海外の非上場企業や韓国のアプリケーション開発企業に投資を勧める形態」と説明している。
◇ナム・ヒョニ プロフィール
1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。
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