自信の表れか?“薬物疑惑”のG-DRAGONが「自主出頭」の勝負に出た3つの理由

2023年10月31日 話題 #BIGBANG

麻薬投薬疑惑を受けているBIGBANGのG-DRAGON(本名クォン・ジヨン)が警察に出頭すると明言した。

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G-DRAGONの法律代理人を務める法務法人K1 Chamberのキム・スヒョン弁護士は10月31日、「迅速かつ公正な捜査進行のために捜査に積極的に臨むことにした」とし、自主的に警察に出頭すると伝えた。

警察は、ソウル江南(カンナム)の会員制遊興施設で麻薬が流通しているという情報を確認する過程でG-DRAGONの情報を掴み、麻薬類管理法違反の容疑で立件。G-DRAGONに先立ち、俳優のイ・ソンギュン(48)も大麻・向精神薬投薬の疑いで立件し、召喚調査を行った。

G-DRAGONは報道後、自身に関する容疑を全面的に否認し続けている。27日の弁護人を通じて明らかにした最初の公式立場文では「麻薬を投薬した事実はない」と主張。そして30日に再度立場文を発表し、「弁護人1人を選任し、仁川警察庁広域捜査隊・麻薬犯罪捜査係に選任届と共に自ら出席意向書を提出した」と明らかにした。G-DRAGONは捜査に積極的に協力するために、一切の資料をすでに提出しており、毛髪や尿の検査にも協力することを警察に伝えているという。

さらに31日には、11月6日に警察に自ら出頭すると日付を指定し、勝負に出たのだ。イ・ソンギュンとは異なり、疑惑を頑強に否認し、捜査への協力を表明したことで、世間の好奇心も高まっている。

立証が困難という自信か

このようにG-DRAGONが強気に否定している背景には、3つの理由が挙げられる。

BIGBANG、G-DRAGON
(写真提供=OSEN)G-DRAGON

最も有力なのは、捜査機関が容疑を立証するのは難しいと判断したという主張だ。

仁川(インチョン)警察庁の麻薬犯罪捜査係がG-DRAGONの捜査を初めて明かしたのは25日だ。当時、麻薬類管理に関する法律違反の疑いでG-DRAGONを立件し、捜査しているとし、「ずいぶん前に投薬したという供述があり、確認している。補強捜査が必要だ」と付け加えていた。

この警察の発表に対し、法曹界関係者は「捜査機関が推測しているG-DRAGONの麻薬投薬疑惑が非常に過去のことならば、疑惑立証が相対的に難しい。そのため、この疑惑を抜け出すことができると判断することもあり得る」と話す。

実際、麻薬捜査係はG-DRAGONの通信内容に対して家宅捜索を申請したが、裁判所は「犯罪事実疎明不足」を理由に棄却している。警察が確保した関係者の供述などでは、まだG-DRAGONの麻薬投薬有無が明確に確認されていないという意味だ。

“悔しさ”アピール? 

また別の分析としては、G-DRAGONが家宅捜索を避けるために“自主出頭”という超強硬策を取ったという見方。しかし、警察は補強捜査を経て、通信内容などに対する家宅捜索の令状を再申請する方針だ。

警察はG-DRAGONの通信内容などを確保してこそ、G-DRAGONと会員制遊興施設関係者などとの具体的な関係を確認できると見ている。

そして3つ目の理由としては、自主的な出頭で麻薬疑惑に対する悔しさを疎明し、推測やデマを払拭する戦略だというものだ。

BIGBANG、G-DRAGON
G-DRAGON

G-DRAGONの容疑はまだ立証されていないが、彼が麻薬関連事件の渦中にいるということだけでも、ネット上では非難や嘲弄などの悪質な投稿が日々増殖している。

その上、G-DRAGONは2011年に大麻喫煙容疑で検察の調査を受け、起訴猶予処分を受けた前歴もあることから、彼を巡る非難は抑えきれないほど広がっている状況だ。

今年はソロアルバムでのカムバック、ワーナーミュージック移籍説まで提起され、歌手としての再起を控えている状況だったことから、今回の事件が致命的であることは言うまでもない。

これに対し、G-DRAGONの弁護人は「デマが流布され、韓国を代表するK-POPアーティストであるクォン・ジヨン氏に取り返しのつかない被害が発生しないよう、言論とメディアも責任ある姿勢を持って下さることを願う」とし、「これと関連して、事実に基づいた推測性報道に対しては虚偽事実流布および名誉毀損で最後まで超強硬対応する」と警告したほどだ。

なお、警察は今回の事件で、遊興施設の女性室長A容疑者(29)を拘束し、送検した。また、同施設に麻薬を無料提供した容疑の現役医師と従業員なども立件して調べているという。

そのほか、YGエンターテインメントの練習生出身でBIGBANG出身T.O.Pとの大麻吸引で知られるハン・ソヒ、南陽乳業創業者の孫でJYJ出身パク・ユチョンとの麻薬投薬で有罪となった“ミルク姫”ファン・ハナ、作曲家のチョン・ダウンなども捜査対象となっている。

◇G-DRAGON プロフィール

1988年8月18日生まれ。本名クォン・ジヨン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビュー。BIGBANGのリーダーで、グループ内ではラッパーを担当している。作詞・作曲、そしてプロデュースのスキルにも定評があり、数多くの楽曲をヒットさせた。2019年10月に除隊。2022年4月に『Still Life』を発表して約4年ぶりにカムバック。2023年6月にYGエンターテインメントとの契約が終了した。

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