オリンピックにも出場した“美女剣士”こと元フェンシング韓国代表のナム・ヒョニ(42)に対するストーカー容疑を受けているチョン・チョンジョ(27)が警察の調査を受けているなか、チョン・チョンジョの母親と推定される人物もナム・ヒョニに数回連絡をしたという通報があり、警察が捜査を進めている。
京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)の中原(チュンウォン)警察署関係者は10月31日、本紙『スポーツソウル』に「ナム・ヒョニ氏がチョン・チョンジョの母親と主張する人物からのメッセージが怖く、通報をした」と明らかにした。
チョン・チョンジョの母親と主張した人物は、ナム・ヒョニに20回ほど、電話やメールで連絡を試みたという。これに対しナム・ヒョニは一貫して対応せず、警察へと通報した。
関係者は「法においてはストーカーについて、相手の意思に反するにもかかわらず連絡したことを指す。ただ、ナム・ヒョニ氏はこれ(母親と主張する人物の連絡)に反応を示さなかったため、ストーカーとみられるかを確認する方針だ」とし、「該当人物がチョン・チョンジョの母親だと主張するだけに、これに対する事実可否を決めなければならない」と伝えた。
なお、チョン・チョンジョは今月23日、韓国の女性誌『女性朝鮮』を通じて、元フェンシング女子韓国代表ナム・ヒョニの再婚相手と紹介された。当時の肩書は15歳年下の財閥3世だった。
しかしその後、韓国のネット上ではチョン・チョンジョの正体や過去に関する噂が広がった。チョン・チョンジョが財閥3世の男性ではなく、詐欺師の女性だという噂だ。
実際、チョン・チョンジョは投資金詐欺事件、結婚詐欺事件、デートアプリ詐欺事件、アメリカ投資詐欺事件、そのほか詐欺事件など、あらゆる疑惑に包まれた状況だ。
そして結局、去る26日にチョン・チョンジョはストーカーの疑いで逮捕された。
チョン・チョンジョはナム・ヒョニから別れを告げられた後、同日午前1時9分頃、城南市中原区のナム・ヒョニの母親の家を訪れ、数回にわたってドアを叩き、呼び鈴を押した疑いが持たれている。これにナム・ヒョニの家族が112番(日本の110番に相当)に通報し、警察はチョン・チョンジョ氏を現行犯で逮捕していた。
その後もチョン・チョンジョに関する報道が韓国国内で飛び交うなか、ナム・ヒョニにも「共犯説」が浮上している状況だ。
◇ナム・ヒョニ プロフィール
1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。
■「“上下”とも女性」「女と結婚」チョン・チョンジョ、結局性別はどちらなのか
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