トップ俳優のユ・アインや元アイドルに続き、再び麻薬事件が発生して韓国芸能界に緊張感が走っている。
韓国メディア『京畿新聞』は10月19日、仁川(インチョン)警察庁が江南(カンナム)の遊興施設を捜査中、トップスター“L氏”の麻薬関連疑惑に対する情報を確保したと報じた。
警察関係者は同紙に「江南の遊興施設捜査中に芸能人の麻薬容疑と関連した情報を確保した。俳優L氏の麻薬と関連した情報を土台に内偵中」とし、「まだL氏の麻薬と関連した犯罪疑惑が確定したわけではない」と明らかにした。
L氏は2001年のMBCシチュエーションコメディでデビューし、数多くのドラマや映画で主演級として活動したという。
最近、韓国芸能界では麻薬事件が続いている。
まず俳優のユ・アインが2020年9月から2022年3月まで、ソウル一帯の病院で美容施術の睡眠麻酔を口実に計181回にわたって医療用プロポフォールなどを常習投薬した疑いで在宅起訴され、裁判を控えている。
ユ・アインが投薬した麻薬類はプロポフォール、ミダゾラム、ケタミン、レミマゾラムの計4種だ。それに伴い、ユ・アインが主演を務めたNetflix映画『勝負』(原題)とNetflixシリーズ『終末のフール』の公開が保留されたり、延期されたりした。映画『ハイファイブ』(原題)も公開が不透明だ。
次に、ヒロポン投薬の疑いで物議をかもしたWINNER出身の歌手ナム・テヒョンと、チャンネルA『ハートシグナル3』に出演したソ・ミンジェも10月19日、ソウル西部地裁で開かれた初公判で公訴事実をすべて認めた。
検察によると、2人は2022年8月にヒロポン0.5グラムを購入し、お酒に薄めて投薬した。
韓国芸能界が麻薬事件で騒々しいなか、警察がトップスターL氏の麻薬容疑情報を確保したと知られ、再び緊張感が高まっている。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
◇ナム・テヒョン プロフィール
1994年5月10日生まれ。2014年にボーイズグループ・WINNERのメンバーとしてデビュー。2年後にグループを脱退し、その後はバンド「South Club」を率いて活動。2019年7月に二股問題が浮上し、2022年8月には恋愛バラエティ番組出身の恋人に麻薬投薬を暴露されて議論に。さらに2023年4月には飲酒運転容疑で検察に送致されるなど、トラブルメーカーのイメージが強い。
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