本来はセンターだったのに…契約問題で“デビュー不発”となった韓国練習生、事務所とドロ沼の争いへ

2023年10月18日 話題

オーディション番組『少年ファンタジー』に参加し、最終1位でデビュー組に入ったユ・ジュンウォンだったが、所属事務所との葛藤でデビューが“不発”に終わった。

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その後、ユ・ジュンウォンは『少年ファンタジー』の制作会社PHUNKYスタジオを相手に専属契約効力停止仮処分を申請。対するPHUNKYスタジオはユ・ジュンウォンを相手に、30億ウォン(約3億円)の損害賠償を請求する訴訟を提起して裁判が進行されている。

10月17日午後、ユ・ジュンウォンは自身のSNSを通じて両親が作成した公式立場文を公開した。

ユ・ジュンウォン側は「契約が締結されなかった理由は収益分配率のせいではない。最終的にPOCKETDOLスタジオ(PHUNKYスタジオは同社の傘下レーベル)とユ・ジュンウォン側は他のデビュー組と同様に5対5の収益分配率で協議したが、専属契約および付属合意の締結過程でPOCKETDOL側の誠意のない進行、理解しにくい説明、一貫しない立場により信頼関係が崩れた」と伝えた。

続けて「POCKETDOL側は不当な固定比率の負担を強要し、固定費用精算の代わりに実費精算を要求する私たち側に契約書捺印を圧迫し、会社側の要求を受け入れることができなければチームを出ていってもいいと数回話した」と主張した。

ユ・ジュンウォン
(写真提供=OSEN)ユ・ジュンウォン

ユ・ジュンウォン側によると、彼がPOCKETDOLスタジオと契約まで至らなかったのは、収益分配率のせいではなく不当な固定比率の負担を強要されたためだということになる。

「新人歌手なのに…5対5でも異例」

これと関連し、10月17日午後、ソウル西部地裁で開かれた専属契約効力停止仮処分審問期日で、PHUNKYスタジオ側は「今、債権者(ユ・ジュンウォン)側は申請書を通じて2つのことを主張している。今も不当だ、不当な要求された言っているが、では債務者(PHUNKYスタジオ)が提示した専属契約付属合意の内容のうち、どれが不当なのかについては説明できずにいる」と口を開いた。

それと共に「費用関連の部分以外には他の部分がない。内容を調べれば、債務者側が提示した付属合意内容自体が文化体育観光部に公示した標準契約書を基準にしたもの」と立場を明らかにした。

同時にPHUNKYスタジオ側は「内容をもう一度調べてもまったく不当な内容がないことは明白な事実だ。費用の部分に対しても計算をしてみれば、月270万ウォン(約27万円)程度を負担することになる。それも毎月出せということではなく、売上が発生すればそこで控除するということ」とし、「その内容に対してはすべての芸能人の契約内容にすべて含まれている。標準契約書でも費用を控除して残ったものを配分することになっているが、これを不当だと話すことに対する根拠がわからない」と反論した。

それだけでなくPHUNKYスタジオ側は、「債権者の母親側から(収益)比率を5対5ではなく6対4にと要求されたことも、新人歌手に、さらにMBCという巨大プラットフォームを通じて広報とデビューの機会まで提供した制作会社が新人歌手に5対5という収益配分を提示したことも非常に異例なことだが、6対4に修正してほしいということは無理な要請」と難色を示した。

なおユ・ジュンウォンは『少年ファンタジー』で最終1位となり、ボーイズグループ「FANTASY BOYS」としてデビューすることが決まったが、8月にチームに合流しないという意思を明らかにした。

これと関連してFANTASY BOYSのマネジメントを委任されたPOCKETDOLスタジオ側は「ユ・ジュンウォン君は無断離脱により、グループ活動を一緒にできなくなった」と伝えた。

FANTASY BOYS
(写真提供=OSEN)FANTASY BOYS

ユ・ジュンウォンの無断離脱と関連した議論が大きくなると、ユ・ジュンウォンもやはり自身のSNSを通じて直接立場を明らかにした。

彼は「契約書上、不合理な契約条項に修正を要求したが修正されず、僕と数人は納得できる合理的な契約条件を継続して要請したが、会社側はむしろ常識外れの条件を追加して合意を強要し、同意しない場合は出ていっても良いという通知までした。そんな会社側の態度に信頼は回復不可能な状況に達し、今後会社と新しい契約関係を作っていくことはできないという判断に至った」と強調した。

ユ・ジュンウォンとPHUNKYスタジオの法的紛争が続くなか、FANTASY BOYSは9月21日にミニアルバム『New Tomorrow』を発表して正式デビューした。予定されていた12人組ではなく、11人組でのデビューだった。

(記事提供=OSEN)

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