韓国の新作映画『南山の部長たち』(原題)が、緊迫感あふれる予告映像を初公開して熱い反響を得た。
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12月10日、イ・ビョンホンが主演を務める『南山の部長たち』のインターナショナル予告編が初公開された。先に公開されたインターナショナルポスターと同様に「WHY HE PULLED THE TRIGGER」(彼はなぜ、引き金を引いたのか)という問いが投げかけられ、目を引いた。世界中の観客たちに大韓民国のもっとも緊迫した1979年の軌跡を見せる予定だ。
映像の冒頭部分では、中法情報部長のキム・ギュピョンに扮したイ・ビョンホンの姿が映される。整髪料で整えられた髪を撫でながら取り調べを始める姿は、イ・ビョンホンの数ある歴史の中でも見ることのなかった、新たなキャラクターを予告した。
元情報部長のパク・ヨンガク(演者クァク・ドウォン)がワシントンで大韓民国政府の不正を告発するシーンや、大統領警護室長のクァク・サンチョン(演者イ・ヒジュン)が市民に恐怖心を植え付ける場面も印象的だ。『南山の部長たち』は、約1分20秒という短時間の映像だけでも見る者の想像力を刺激する。
『南山の部長たち』は、1979年に第2の権力者と呼ばれていた中央情報部長(演者イ・ビョンホン)が、韓国の大統領暗殺事件を巻き起こすまでの40日間を描いた映画。韓国近現代史の中でもっともドラマチックな年代とされる1979年に、大統領府と中央情報部の間に何があったのか。そして、彼らの関係者らはどのような心理で事件に関わったのかを表現する予定だ。
韓国で52万部以上の販売数を誇った同タイトルのノンフィクション小説を原作としているだけに、期待値はさらに大きい。出演陣の爆発的な演技が光る『南山の部長たち』は、韓国で1月公開予定。
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