芸能記者出身のユーチューバー、キム・ヨンホさんが突然この世を去ったことに対して、度を超えた反応を示した人物が議論になっている。
生前、彼と悪縁関係だった海軍特殊戦団(UDT/SEAL)大尉出身のユーチューバーで、ウクライナ義勇軍に参戦したことでも話題になったイ・グンだ。
現在、イ・グンは「亡者嘲弄」という批判を受けている。
10月12日13時頃、キム・ヨンホさんが宿泊中だった釜山(プサン)・海雲台(ヘウンデ)のホテルで死亡した状態で発見された。享年47歳。
釜山海雲台警察署の関係者は本サイト提携メディア『OSEN』に、「キム・ヨンホ氏が死亡したのは事実だ。警察が死亡を確認した」とし、「詳しい経緯は現在把握中」と知らせた。警察は彼が“極端な選択”をしたと判断し、正確な経緯を調査中だ。
彼の突然の死は、オンラインで大きなイシューとなった。生前、カン・ヨンソク弁護士やキム・セウィ記者とYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を運営し、様々な暴露で議論の中心に立った人物だからだ。
キム・ヨンホさんの暴露のターゲットとしては、まず、タレントのパク・スホンの妻キム・ダイェが代表的だ。キム・ヨンホさんは2021年、YouTubeチャンネルを通じてパク・スホンと結婚予定だったキム・ダイェと某会社代表が交際したことがあり、一緒に賭博や麻薬をしたと主張した。
これに対してパク・スホンは同年8月、キム・ヨンホさんを名誉毀損、強要未遂、侮辱などの疑惑で告訴した。2022年10月、ソウル東部地方検察庁が容疑をすべて認め、在宅起訴状態で裁判に渡した経緯がある。
また最近、キム・ダイェはYouTubeチャンネルまで作り、このようなデマとフェイクニュースに正面から対応。家族まで精神的に苦痛を受けた被害状況を訴えたりした。ただキム・ヨンホさんが突然の亡くなった現在、キム・ダイェは何の立場も示していない状況だ。どうも言葉を慎んでいる様子だ。
そんなキム・ダイェとは異なり、前述したイ・グンはキム・ヨンホさんが亡くなった同日の10月12日、「すべての“サイバーレッカー”(社会にイシューが発生した際に関連したコンテンツを早く作る人)は、このように終わるだろう。劣等感でXや嘘をついて結局遅れをとる(死ぬ)」とし、「勝利のために。チアーズ(CHEERS=乾杯)」と書き込んだ。
もちろん、故人によって彼が受けた精神的・物質的な被害は大きかったことだろう。ただ、そうだとしても死亡のニュースにまで敵意を表わしたことについては、やりすぎだという反応があふれている。
先立ってイ・グンは、自身の経歴とセクハラ議論に対して扱ったキム・ヨンホさんに対して、情報通信網法上の虚偽事実流布および名誉毀損疑惑で告訴した経緯がある。イ・グンがキム・ヨンホさんと生前から悪縁ではあったものの、まるで人身攻撃するかのような表現は適切ではないとの指摘が続いている。
彼の露骨な嘲弄は批判を集めており、公開的な嘲弄は多くの人々の反感を買うだけで、無口な亡者に対して2次加害になりうるとの憂慮の声も出ている。
キム・ヨンホさんは芸能人を脅迫して数億ウォン(数千万円)を受け取った疑いで拘束令状が請求され、令状実質審査を控えている立場だった。しかし彼が突然この世を去ったことで、各種訴訟は公訴権なしで集結する見通しだ。
(記事提供=OSEN)
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